ゲーム『ブルーアーカイブ』累計収益が580億円突破…直近1年で2倍以上の急成長、プロモーションが奏功と評価=調査会社


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スマートフォン向けゲーム「ブルーアーカイブ -Blue Archive-」について、全世界収益とダウンロード数が前年同期比で2倍以上に増加したことが調査会社・SensorTower社のレポートにより明らかとなった。

『ブルーアーカイブ』は、2021年2月にリリースされた学園✕青春✕物語RPGとして、プレイヤーは“先生”となり、学園都市キヴォトスを舞台に学校の生徒たちを率いてあらゆる事件を解決していく。この度公表された同社のレポートによると、ブルーアーカイブの世界累計収益は4億ドル(=587.3億円,執筆時レート)を超えていることがわかった。収益内訳としては全体の約75%を日本が占めており、国内での高い人気が顕著に現れた。

また、同社はリリース2周年を迎えたブルーアーカイブが周年スパンでの高い伸びが見られたと報告。2022年1月から10月での世界収益は1億ドルだったのに対し、2023年1月から10月までの世界収益は2.2億ドルとなり約2倍の成長に。加えて、周年イベントやハーフアニバーサリーイベントが行われた月は大きな売上の“山”を記録したことが明らかになったと。

ダウンロード数の推移についても同様に大きな伸びが確認できているといい、2023年1月から10月までの全世界ダウンロード数は370万を超えており、前年同期比で約2.2倍の成長が見受けられた。理由について同社は2023年8月に中国市場でリリースされたことが大きいとしつつ「中国本土ではGoogle Playが利用できないため、iOSデバイスでのダウンロード数急増に繋がっています。」との見解を示していた。

同社は本レポートの公表にあたり、ブルーアーカイブはゲーム内だけでなくIPとしても着実に成長を見せていると評価。周年記念のリアルイベントの開催やポップアップストアの展開、「ドン・キホーテ」等とのコラボによる限定商品の販売、2.5周年公開生放送「夏のブルアカらいぶ!あっちちSP」の実施など、ゲーム外でのプロモーションも積極的に行っていたことが奏功している。

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また、同社は収益ベースの調査結果として、同じRPGゲームジャンルとの比較も行っており、2023年1月から10月までの日本の「モバイルスクワッドRPG」カテゴリー内で『ウマ娘プリティーダービー』『勝利の女神:NIKKE』に次ぎ3位にランクインしている。