Netflixが「ベーシックプラン」の新規受付を終了 海外では2〜3ドルの値上げも
映像ストリーミングサービスのNetflixは日本国内で月額990円にて提供していた「ベーシックプラン」の新規受付を終了した。既に同プランに契約しているユーザーにおいては「引き続き利用可能」としているものの、順次別プランへの移行も促される見込み。
受付終了となったベーシックプランは広告なしでNetflixを利用できるプランとして、視聴作品に制限はなく、月額990円ですべての作品を楽しむことができていた。上位のスタンダードプランと比べ500円ほど安価である代わりに、同時視聴可能端末が1台だったり、画質が720p固定だったりと制約も存在していたため、スマートフォンのみで視聴したいターゲット層を中心に利用されてきた。
24日現在、サービス契約画面からベーシックプランは選択できなくなっている。今後は1490円のスタンダードプラン、700円の広告つきスタンダードプラン、1980円のプレミアムプラン、合計3種類にて展開されており、公式サイトでは特に最廉価プランである「広告つきスタンダード」がおすすめされていた。このプランは名の通り、動画視聴時に広告が表示されるというもので、(ダウンロード機能を除き)その他はスタンダードプランと同様のサービス提供される。
Netflixを巡っては提供プランの定期的な見直しが実施されており、今回の日本でのベーシックプランの受付終了だけでなく、アメリカ、イギリス、フランスでは利用料金の改定が発表されていた。この改定は2022年1月以来となり、およそ月額2ドル~3ドルの値上げが予定されている。