上半期アニメ主題歌カラオケランキング『【推しの子】』『呪術廻戦』が上位独占…『鬼滅』人気も顕著=JOYSOUND調べ
株式会社エクシングは17日、同社が提供する通信カラオケJOYSOUNDにおけるアニメ主題歌のカラオケランキングを発表した。
本調査では2023年4月クールの春アニメ作品と8月クールの夏アニメ作品の関連楽曲を対象に、各クールでJOYSOUNDで歌われた楽曲を公表。春クールのランキングでは本年春クールに大ヒッを記録した『【推しの子】』の関連曲が上位を独占したことがわかった。特に、オープニング主題歌の「アイドル」はBillboardグローバル音楽チャートにもランクインするなど、アニソンの枠を超えた社会現象を巻き起こしており、本ランキングにおける上半期総合でも首位に。
また、春クールには『鬼滅の刃』シリーズの人気も堅調であることがうかがえ、『刀鍛冶の里編』のオープニング主題歌「絆ノ奇跡」が3位、エンディング主題歌 「コイコガレ」が5位にランクインしている。
一方の夏クールでは7月からTVシリーズ第2期が放送され、渋谷ジャックなど話題性も欠かないアニメ『呪術廻戦』の関連曲がTOP3を独占。また、5位には『わたしの幸せな結婚』の主題歌「貴方の側に。」がランクインしており、歌唱難易度の高いアニメソングが目立つなか、比較的歌いやすい曲調と美しいメロディーが人気を集めていることがわかった。
また、同社は定額制動画配信サービスにおけるアニメ作品の視聴者数ランキング(GEM Partners株式会社)を出典に、自社のカラオケランキングとの比較も実施。両ランキングは概ね似通った結果となったとしつつも、『鬼滅の刃』シリーズは、2位の『【推しの子】』に対して、総計で1.6倍の視聴者数ptを獲得しているにもかかわらず、カラオケランキングでは順位が逆転。『【推しの子】』の主題歌「アイドル」は、10月時点でストリーミング総再生回数1.1億回を突破と類を見ない勢いを見せており、視聴者数以外の要素がカラオケヒット曲の誕生に作用していることが起因していると同社は推察していた。