”毒見役”少女演じる悠木碧さんの演技に注目!10月下旬スタートのアニメ『薬屋のひとりごと』先行上映イベントが開催
10月21日(土)より毎週土曜日25時から日本テレビ系列にて放送が始まるアニメ『薬屋のひとりごと』について、同作の先行上映イベント&記念舞台挨拶が10月1日(日)にTOHOシネマズ日比谷ほかにて開催された。
本作は後宮を舞台に「毒見役」の少女が様々な難事件を解決する、シリーズ累計2400万部突破の後宮謎解きエンタテインメント『薬屋のひとりごと』(著者:日向夏・イラスト:しのとうこ/ヒーロー文庫/イマジカインフォス刊)を原作とするTVアニメシリーズ。『魔法使いの嫁』『劇場版 弱虫ペダル(2015)』なども歴任した長沼範裕氏が監督を務め、TOHO animation STUDIOとOLMがタッグを組みアニメーション制作を担当している。
イベントでは物語の始まりを描く第1話から3話までが最速で上映された後、メインキャラクターを演じる悠木碧さん(猫猫役)、大塚剛央さん(壬氏役)、監督を務めた長沼範裕さん登壇のトークイベントが実施。
大きな拍手で迎える観客に感謝の言葉を伝え、イベントがスタート。トークではまず、本作への印象や自身が演じるキャラクターについての話題が展開され、猫猫(マオマオ)演じる悠木さんは本作とはアニメ化以前のドラマCDの頃からの付き合いであることを回想しつつ、想像を超えた美しい映像に泣きそうになったとコメント。また、キャストや制作陣とは第1話を一緒に見る機会があったことも明かしており、観終わった一同は「おぉ…」と声が漏れるほどに圧倒されていたという。
一方、壬氏(ジンシ)役を務める大塚さんは原作を読んだ時の想いと合わせて、アニメ化することでより魅力的な作品になったと述べていた。加えて大塚さんは映像と楽曲についての想いも展開され、長沼監督からはこれに補足する形で「効果音や劇伴にも注目してほしい」とチェックポイントが届けられた。
続いて司会の河出さんから、コミカルなシーンとシリアスなシーンを連続して楽しむことができるという本作の魅力が紹介されると、悠木さんは「どこまでやっていいんだろう」とアフレコ当時の心境を振り返っていた。これに関連して、大塚さんからは悠木さんの(キャラや現場に対する)適応力の凄さが光っていたことが印象に残っていたとコメント、長沼監督からは悠木さんとの掛け合いの中での”間”の取り方について感銘を受けていたことが明かされた。
また、キャラクターの役作りについて尋ねられると、悠木さんは「猫猫は賢いキャラクターなので、演じるのは難しいところがあります。若いけれど地に足がついたしっかりとした所がある一方で、突然野良猫のようになる乱暴さもあり、そのあたりの違いを意識して演じました。」と、大塚さんは「まずは美しさを意識して演じました。その美しさを利用していることが分かるようにとディレクションを受け、少し調整していきました。壬氏は猫猫と接することで変化していくキャラクターなので、他の人には見せないような面を今後楽しみにしてほしいです。」とそれぞれコメント。
河出さんから「そんな華やかなキャラクターとの共通点はありますか?」と聞かれた大塚さんは「壬氏とですか……?」と暫く考えた後に「声ですかね?」と答え、会場が笑いに包まれた。そして長沼監督は、そんな大塚さんの声にミステリアスさがあると感じ、「悠木さんと大塚さんがまるでセッションしているかのように感じて、聴いていてとても面白いものに変化していると感じました。」と収録時の思い出を綴った。
作品についての熱いトークが展開されたのち、新情報として最新映像を収録した本PVも公開となり、主題歌情報や多数の追加キャスト情報が発表された。悠木さんは、オープニングテーマについてもコメントし、「色々なキャラクターの関係性にもはまるような素敵な歌詞です。」と語っていた。
→【詳細】秋アニメ『薬屋のひとりごと』OPは緑黄色社会が担当、追加キャスト多数発表ほか新情報解禁〈コメントあり〉
初お披露目となった本編映像や新情報の発表に、大いに盛り上がった先行上映会はあっという間に終演の時間に。最後に登壇者一人一人より、放送を待ち望むファンに向けて感謝の気持ちを込めたメッセージが贈られた。本イベントのライブ配信は、TOHO animationチャンネルにて10月8日(日)まで公開中なのでチェックして頂きたい。
悠木さん「待望のアニメ化ということで、受け入れてもらえるのかドキドキしながらアフレコしていました。本日、完成した映像を観ていただいた皆さんの表情をみて安心しております。きっとこの作品は、この後多くの方に愛される作品になると思います。TVの本放送も楽しんで頂けたらと思います。」
大塚さん「皆さんが情熱を持って作ってきたのが伝わったと思います。素敵なスタッフとキャスト陣で作り上げてきた作品をぜひたくさんの人に観ていただきたいと思います。土曜の夜は夜更かしして、ぜひリアルタイムでご覧頂ければと思います。」
長沼監督「エンディングテーマも猫猫とリンクしていて、作品世界とあっていますので、ぜひ聴いてみてください。大きなコンテンツとして今後、皆さんに届けられたらと思いますので、皆さんのお力をお借りして作品を広げていけたらと思います。」
アニメ『薬屋のひとりごと』作品情報
後宮を舞台に「毒見役」の少女が、宮中で起こる様々な難事件を次々に解決する、
シリーズ累計2400万部突破の大人気後宮謎解きエンタテインメントが待望のアニメ化!
大陸の中央に位置するとある大国。その国の帝の妃たちが住む後宮に一人の娘がいた。名前は、猫猫(マオマオ)。
花街で薬師をやっていたが、現在は後宮で下働き中である。
ある日、帝の御子たちが皆短命であることを知る。
今現在いる二人の御子もともに病で次第に弱っているという話を聞いた猫猫は、興味本位でその原因を調べ始める。
呪いなどあるわけないと言わんばかりに。美形の宦官・壬氏(ジンシ)は、猫猫を帝の寵妃の毒見役にする。
人間には興味がないが、毒と薬への執着は異常、そんな花街育ちの薬師が巻き込まれる噂や事件。
壬氏からどんどん面倒事を押し付けられながらも、仕事をこなしていく猫猫。
稀代の毒好き娘が今日も後宮内を駆け回る。
【原作】日向夏(ヒーロー文庫/イマジカインフォス刊)
【アニメーション制作】TOHO animation STUDIO×OLM
【放送】10月21日(土)25:05〜日本テレビにて初回3話一挙放送
©日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会