名前を変えたらDL数が4ヶ月で15倍!音楽特化のニコ動アプリ「ボカコレ」の大躍進
2月28日(火)にニコニコ生放送にて配信された「月刊ニコニコインフォ 第6号」にて、動画共有サイトニコニコ動画の音楽再生に特化したアプリ「ボカコレ」に関する情報を報告。昨年9月に名称変更して以降、アプリの新規ダウンロード数が15倍という驚異的な数値を叩き出していたことが分かった。
本アプリは、「NicoBox」として2015年にリリースされたニコニコ動画に投稿されている動画を音声のみで再生することができるプレーヤーアプリ。運営元よると、「NicoBox」の利用者の8割以上がボカロのオリジナル曲やカバー曲を聞いている現状や、ボカロ楽曲の投稿者イベント「ボカコレ」が好評だったことを鑑みた結果、名称を「ボカコレ」に変更したことに至ったという。
ニコニコでは2020年より年に2回、ボカロ文化の祭典「The VOCALOID Collection」(ボカコレ) を開催しており、直近のボカコレではVOCALOIDなどの音声合成ソフトウェアを用いた動画の投稿イベントでは4,000曲以上のボカロオリジナル曲が投稿され盛り上がりを見せた。
ニコニコ動画は言わずとしれた国産動画共有サイトとしてN次創作といった観点からVOCALOID・音声合成の振興に大いに貢献してきた。今回の「ボカコレ」アプリの名称変更は「プロジェクトセカイ」を始めとするボカロファンの増加に伴う新規ユーザーの囲い込みに一役買っているという見方もでき、今後もVOCALOID文化の発信地としてのニコニコの活躍に期待したい。
なお、2023年3月8日(水)より、「ボカコレ」アプリのアイコン・アプリデザインが変更になることも発表され、新しいアイコンは「ボカロが奏でる音楽のアイコン」をコンセプトとして、どこにあっても視認しやすく・見つけやすいことを目指してデザインされているという。