『薬屋のひとりごと』原作累計4,500万部突破…アニメ効果で2千万部も増える
イマジカインフォスは、同社が発行する小説『薬屋のひとりごと』(著者:日向夏、イラスト:しのとうこ/ヒーロー文庫)について、シリーズ累計発行部数が4,500万部を突破したことを明らかにした。
原作小説とスクウェア・エニックス、小学館から刊行されているコミカライズ2作品の合算となる。
『薬屋のひとりごと』は日向夏による同名小説を原作としたアニメ作品で、後宮を舞台に、薬師で“毒見役”となった少女・猫猫が、毒や薬の知識を駆使し、宮中で起こる様々な難事件を次々に解決する、後宮謎解きエンターテインメント。TVアニメは過去に2期分、全4クール放送され、稀代の毒好き娘・猫猫による推理劇や、猫猫と美形の宦官・壬氏とのコミカルなやりとりなどが人気を博した。
シリーズ累計発行部数は、アニメ第1期放送開始前の2023年9月末時点で2,400万部、第1期終了時には3,300万部を超過、2025年2月には大台の4,000万部に到達していた。アニメ第2期の放送を経てさらに勢いを増し、今回の4,500万部突破に至った。
11月25日には、コミカライズのスクウェア・エニックス版最新16巻と、初の公式外伝となる『薬屋のひとりごと外伝 小蘭回想録』が発売された。
メディアミックスの展開も目覚ましく、分割2クールとなる第3期のアニメ化は第1クールが2026年10月、第2クールが2027年4月から放送される予定。また、2026年12月より公開される劇場版は、原作者・日向夏氏による完全新作ストーリーになるとのことで、大きな注目が集まっている。
また、原作小説に焦点を当てた初の大規模展示会「小説『薬屋のひとりごと』原作展 毒と薬、科学とミステリー」がまもなく開催される。原作者・日向夏氏が紡ぐ物語と、イラスト担当・しのとうこ氏が描くビジュアルで彩られた世界を「毒と薬、科学とミステリー」という切り口で深掘りする内容となっており、完全書き下ろしの新作エピソードや初出の裏話などが体感できる。