TVer、10月は過去最高の5.4億再生 アニメ領域も「狩野英孝実況」などで存在感増す


TVer、10月は過去最高の5.4億再生 アニメ領域も「狩野英孝実況」などで存在感増す
TVer(https://tver.jp)

民放公式テレビ配信サービス「TVer」が直近2025年10月の月間動画再生数を発表。5.4億再生を記録し、過去最高を更新したことがわかった。コネクテッドTV(スマートテレビ)における月間動画再生数も過去最高となる1.79億再生を記録した。

TVerはサービス開始以来10年連続での月間動画再生数の記録更新を達成しているといい、同日にはスマートフォンアプリのダウンロード数が9000万を突破。コネクテッドTVの再生数の伸びも顕著で、前年同月比で約126パーセントに伸長したという。

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ドラマでは、第1話の再生数が600万回を突 破した『じゃあ、あんたが作ってみろよ』『良いこと悪いこと』をはじめ、新ドラマの再生数が好調で、特に見逃し配信で視聴するユーザーが大幅に伸長。バラエティでは、TVerサービス開始10周年を記念して過去回アーカイブを配信中の『水曜日のダウンタウン』が再生数を大きく伸ばした。また「キングオブコント2025」の再生数は昨年比約133パーセントを記録するなど、盛り上がりは毎年増加傾向にある。

アニメでは『SPY×FAMILYSeason 3』「『魔法少女まどか☆マギカ 始まりの物語/永遠の物語』TV Edition」といった話題作に加え、映画「秒速5センチメートル」を配信した。

アニメ配信は依然他のSVOD(定額見放題配信サービス)のイメージが強い一方で、『魔法少女まどか☆マギカ』では芸人・狩野英孝によるコメンタリー解説バージョンを用意するといった施策も実施。アニメの配信数増加に伴い、カテゴリ全体の再生数が向上した。

スポーツでは、プロ野球「SMBC日本シリーズ2025」、日本代表が歴史的初勝利を収めた「キリンチャレンジカップ2025 日本×ブラジル」などのライブ配信が多くのユーザーに視聴されたほか、「男子バレー 石川祐希×髙橋藍 直接対決 サントリーvsペルージャ」が話題を集め、TVerサービスにおける最大同接数を記録した。

著者 テクノロジー/ゲーム担当
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