格安1000円台からの「リン酸鉄リチウムイオン電池」バッテリー より安全で長寿命設計

磁気研究所のブランド「HIDISC(ハイディスク)」は、リン酸鉄リチウムイオン電池を搭載したモバイルバッテリーを9月上旬に発売する。公式サイト、全国のホームセンターや量販店で販売予定で、価格は5000mAhが1,280円、10000mAhが1,980円、20000mAhが2,380円といずれも格安となっている。
この新製品はその名の通り、現在主流となっているリチウムイオン電池ではなく、リン酸鉄リチウムイオン電池を採用したモバイルバッテリー。同社の従来品と比較して約2倍、約1,000回の充放電を実現する長寿命が特長となっている。
そして近年注目されているモバイルバッテリーとしての安全性においても、リン酸鉄リチウムイオン電池は電気自動車にも使用されるなど比較的優れており、発火の危険性も低減されるという。
製品は5000mAh、10000mAh、20000mAhの3つの容量で展開する。コンパクトな5000mAhモデルはポケットに収まる軽量設計、10000mAhモデルはケーブル一体型で持ち運びに配慮した。大容量の20000mAhモデルは複数デバイスへの対応や長時間利用に適している。
各モデルはスマートフォンのほか、Nintendo Switchやワイヤレスイヤホンなど多様なモバイル機器の充電に対応する。かなりの低価格での提供になるためか、定格出力が5V⎓2Aと比較的抑えめなのにはご注意を。
2026年4月には資源有効利用促進法の改正によりモバイルバッテリーの回収・リサイクルが義務化される予定で、同社は新製品について「安全性と環境配慮を両立したリン酸鉄リチウムイオン電池を採用し、長寿命設計で廃棄量削減に貢献します」とした。