『タコピーの原罪』海外の評価が凄いことに アニメ史上初の“IMDb全話9.0超”を達成

ストリーミング配信が行われたアニメ『タコピーの原罪』について、世界最大級の映画・テレビ番組データベースであるIMDbにおいて、全エピソードで10点満点中9.0以上の評価を獲得したことが分かった。
全話でこの水準の評価を得たのはアニメ作品として初となるという。本作は全6話である都合上、一般的な1クール作品の半分程度のエピソード数になるため「すべて9.0以上」というハードルは比較的超えやすいものの、それを以てしても類を見ない記録として話題になっている。
この記録は海外のアニメ系インフルエンサーやメディアも取り上げており、2025年時点でのアニメジャンル総合評価で、海外人気の高い『俺だけレベルアップな件』などを押さえ、首位となった。
特に第5話は9.7という極めて高い評価を得ていたほか、最も評価が低い第3話でさえ9.3となっている。一部のユーザーから低評価「1.0」レーティングをつける動きも見られ700以上が集まっているが、依然として9.0を維持している状況となっている。

同作をめぐっては、原作を尊重した制作事情により、日本国内ではテレビ放送が行われないストリーミングのみでの展開となっていた。いじめや家庭問題から始まり衝撃的な展開が続く同作は比較的過激なシーンも存在するものの、国内版と映像に大きな変化はなく、海外の視聴者からも一定の評価を得て受け入れられているようだ。
『タコピーの原罪』は、漫画アプリ「少年ジャンプ+」(集英社)ににて連載されたタイザン5による漫画作品。ハッピーを広めるため地球に降り立ったハッピー星人のタコピーが笑わない少女・しずかと出会い、しずかの笑顔を取り戻すため不思議な力を持つハッピー道具で奔走する物語が描かれている。
(C)タイザン5/集英社・「タコピーの原罪」製作委員会