「PS5」累計8,000万台を突破 発売5年目を前に「PS4から大幅な成長実現」言及

ソニーグループが2025年度第1四半期(4-6月期)の連結業績を発表したなかで、同社のゲーム&ネットワークサービス分野の最新動向を公表。主力の「PlayStation 5」の累計販売台数が8,030万台に達したことが明らかになっている。
2025年第1四半期におけるPS5の販売台数は250万台となり、2020年11月の発売からの累計で8,000万台を突破した。前年同期では240万台を記録していたため、発売から5年が近づくなかでも微増した。
そしてPS5・PS4向けのソフトウェアの売上は大幅に増加しており、6,590万本を記録し、前年同期の5,360万本から顕著な伸びを示した。伸びた背景として「追加コンテンツを含む自社制作以外のゲームソフトウェア販売増加」を挙げている。一方、ファーストパーティ(自社タイトル)では「ライブサービスゲーム売上が順調に成長」しているとの認識を共有した。
さらに、サブスクリプション「PlayStation Plus」の月間アクティブユーザー数も増加傾向にあると同社は報告。2025年第1四半期には1億2,300万人を記録し、前年同期の1億1,600万人から700万人の増加となった。
また、発売から4年が経過するにあたり、前機種「PS4」の同時期と比べて「大幅なプラットフォームの拡大を実現」したことも強調。月間アクティブユーザーは32%増加、コンテンツ売上高は50%増加した。
好調は利益指標にも現れており、売上高は8%(716億円)増の9,365億円、営業利益は127%(827億円)増の1,480億円と大幅な増収増益となり、約449億円の為替影響による損失を上回る成長を見せた。
直近のソフトウェアラインナップとしては「DEATH STRANDING 2」「Ghost of Yotei」といった注目のサードパーティタイトルが貢献するとした。今後は「GTA6」といった人気のあるAAAタイトルが控えており、さらなる伸長にも期待が高まっている。