モバイルバッテリー事故を防ぐ4つの注意点は?販売大手のCIO、安全使用を呼びかけ

モバイルバッテリー製造販売のCIOは、近年相次ぐモバイルバッテリーの発火、破損事故を受け、製品の安全な使用方法について注意喚起を行った。
先日に山手線内の電車でモバイルバッテリーが発火し乗客が軽傷を負う事故が発生したことを踏まえ、使用環境や扱い方による事故防止の重要性を改めて喚起。発生原因として、リコールといった製品不良が第一に挙がるものの、同社は「製品の不具合だけでなく、使用環境や扱い方によっても発生する可能性がございます」として、以下の4点に注意してほしいと具体例を上げた。
- ・高温/低温環境に注意
→特に真夏の車内など高温環境に放置しないように - ・衝撃に注意
→膨張・変形・焦げ跡などがある、過去に落下させるなど強い衝撃を与えたことがある製品は「即使用を中止」 - ・ケーブルにも注意
→付属品もしくは60Wを超える出力のケーブルを使用する場合は「e-Marker(ICチップ)搭載」のケーブルを利用すること - ・長期間未使用でも半年に一度は充放電・点検すること
これらいずれも基本的な内容ではあるものの、日中高温が続くこれからの季節、特に車内放置などは特に気を配る必要がある。
【モバイルバッテリーの安全性に関する重要なお知らせ】
平素はCIO製品をご愛顧いただき誠にありがとうございます。
近年、モバイルバッテリーによる発火事故が相次いで報道されています。
つい先日も、都内の電車内でモバイルバッテリーが発火し、乗客が軽傷を負う事故が発生しました。… pic.twitter.com/XRT3APutHq— CIO公式アカウント (@cio_jp_official) July 24, 2025
なお、CIOでは今年1月より同社製品「SMARTCOBY Ex01」の一部製造ロットにおける自主回収を実施中だが、「回収対象製品が市場に残っている状況です」として、利用者に対し手元製品の確認を改めて求めている。
CheeroやANKERといったその他大手メーカーもリコール情報を発信しており、各社製品を所持する方はいま一度確認したい。同社はこれとは別に、他社製を含むモバイルバッテリーの回収サービスも実施している。