NHK、10月から新サービス「NHK ONE」を開始 ネット同時配信やニュースなど統合提供

NHKは18日、10月1日から提供開始予定の新たなインターネットサービスについて、名称を「NHK ONE」としたことを明らかにした。同サービスは放送法改正により、放送に加えてインターネットを通じた番組配信が必須業務となることを受けて導入される。
「NHK ONE」は、NHKの番組や情報を統合したワンストップサービスとして位置づけられる。サービス名には「NHKの番組や情報を一つにまとめ、現代を生きる、おひとりおひとりにお届けし、毎日の暮らしに欠かせない存在になりたい」との意図が込められているという。
同サービスでは、現在「NHKプラス」にて提供している総合テレビとEテレの番組の同時配信と1週間の見逃し配信を引き続き実施する。これに加え、「NHK NEWS WEB」からのニュースの記事や動画なども閲覧できるようにし、スマートフォン、パソコン、ネット対応テレビなどを通じて配信する。
アプリについては、現行の「NHKプラス」「ニュース・防災」「for School」の3つのアプリが後継版に移行し、「語学」アプリなどを加えた計5つのアプリを継続提供する。
既に地上・衛星でのNHK受信契約を行っている世帯については、別途の契約や追加負担は発生しない。同会は詳細なサービス内容について7月中に公表する予定としている。