「AIイラストを自作発言しないで」VTuberが続々と注意喚起=YouTubeの権利関連に懸念か


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昨今話題のStable DiffusionやNovelAIなどのAI技術を用いて作成したイラスト(以降「AIイラスト」と呼ぶ)を自作発言しないでほしい、AIイラストと明記してほしいと注意喚起を促すVTuberが話題になっている。

本件の契機となったのはチャンネル登録者130万人を超えるバーチャルYouTuber(VTuber)「夏色まつり」氏のツイート。
本年夏頃より飛躍的な精度向上と民主化を遂げているAIによるイラスト作品をファンアートとしてハッシュタグ「#祭絵」として投稿したり、自作発言をする行為は控えてほしいという内容。

「夏色まつり」氏の投稿後、ホロライブ所属のVTuber「博衣こより」氏や「常闇トワ」氏、「白上フブキ」氏なども追従したような形で「それぞれのファンアート投稿用ハッシュタグへのAIイラストの掲載を控えてほしい」や「自作発言をしないてAIイラストであることの明記してほしい」と公表した。

ある程度の知名度のあるVTuberの多くは「ファンアート」と呼ばれるファンが投稿する作品が多く見受けられ、VTuberやその他のファンに見られやすいようにハッシュタグなどを用いることがある。また、それらのファンアートが実際にVTuberの投稿する動画のサムネイルに起用されることもあり、活発な創作活動が行われている。

これらの一連の注意喚起はAIイラスト作品をサムネイルや動画で使用した際に著作権関連で不鮮明な部分が生じるためではないか?という意見もある。
例えばYouTubeに投稿する場合、動画内に第三者の著作物と思しき部分が含まれていた場合にAIによる自動判定で収益化が通らないといったことも起こりうるため、VTuberはより慎重にAIイラストと向き合わなければならないという背景があるのかもしれない。

▼YouTubeに動画を投稿する際、著作権で保護されたコンテンツが動画に含まれていないか確認される

Images by Christian Wiediger

 

オタク総研編集部

著者 オタク総研編集部
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