漫画11巻1606ページが全部読める駅広告?550万部『凪のお暇』渋谷駅で常識はずれの広告施策


漫画11巻1606ページが全部読める駅広告?550万部『凪のお暇』渋谷駅で常識はずれの広告施策

秋田書店は9日、同社発行の「月刊Eleganceイブ」で連載していた人気漫画「凪のお暇」(コナリミサト作)の最終巻発売を記念して、同日より渋谷駅構内で既刊11巻分全1,606ページを紙面で一気読みできる交通広告の掲出を開始した。

「凪のお暇」は2016年6月から約9年間にわたって連載された人生リセットコメディ作品。宝島社「このマンガがすごい!2019」オンナ編3位、文化庁メディア芸術祭優秀賞、小学館漫画賞少女向け部門など複数の漫画賞を受賞し、累計発行部数は550万部を突破している。2019年にはTBSで黒木華主演によりドラマ化され話題となった。

今回の交通広告は、最終巻となるコミックス12巻が6月16日に発売されるのに合わせて企画された。渋谷駅B1階の道玄坂ハッピーボードBにて、表紙を含む既刊全1,606ページを15日まで期間限定で掲出する。「作品の既刊分を紙で一気読みできるまたとない機会」としている。

作者のコナリミサト氏は「最終巻発売に合わせて渋谷駅構内での一気読み巨大広告のご提案をいただいたとき“めちゃくちゃたのしそう!!”とわくわくが止まりませ
んでした。これを機にたくさんの方に読んでもらえたら嬉しいです。凪のお暇、とうとう完結まで辿り着けました。よろしければなにとぞよろしくお願い致します!!」とコメントを寄せた。

完結記念企画として、6月25日から7月8日まで青山ブックセンター本店のギャラリースペースにて原画展示も実施される。原画展では完結巻である12巻の収録内容を中心に、カラーを含む15枚以上の原画をピックアップして展示。直筆原画の下絵と完成原稿を並べ、制作過程が確認できる構成に。会場では完結記念オリジナルグッズの販売も行われる。

著者 編集部 IT/デジタル担当
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