『ヒロアカ』スピンオフ第3話、ポップに危機?キャストが感じた「普通の人」という魅力【先行カット・インタビュー】

“ヒロアカ”の公式スピンオフシリーズ『ヴィジランテ -僕のヒーローアカデミア ILLEGALS-』のTVアニメが毎週月曜 23:00~TOKYO MX・BS日テレ、25:59~読売テレビにて放送中。この度、本日4月21日(月)に放送となる第3話「蜂」のあらすじと先行カットが公開されている。
さらに、各話の見どころをキャスト陣が語るリレーインタビューでは、ポップ役・長谷川育美さんのコメントも到着した。
第3話「蜂」先行カット&あらすじを公開
「親切マン」改め「ザ・クロウラー」として『ヴィジランテ』活動を始めたコーイチ。
ポップ、ナックルも家に押し掛けるようになり、日々の生活も次第に賑やかになっていく。そんな中、ポップのファンが“トリガー”を使うことで暴走してしまう。狂暴化したファンはポップに迫り…。
ポップ役・長谷川育美さんインタビューコメント
――『ヴィジランテ』の世界観で魅力的に感じている部分は?
“ヒロアカ”のメインキャラクターたちは、「雄英」という“選ばれし者”が通う学校に通っていました。それに比べて『ヴィジランテ』のメインキャラクターたちは、一般の感覚を持った“普通の人”。その分、視聴者の皆さんと近い目線で紡がれる物語になっているのが魅力的だと感じました。ファンタジーではなく、少し現実味のある物語として楽しめると思います。
――ポップの印象と、彼女の魅力的に感じたところも教えてください
原作や台本を読んで受けた印象が、演じていく中で変化しています。ポップは思っていたよりも、感情を表に出すのが苦手。最初は台本から受けた通りの印象で「口には素直に出せないけれど、態度ではバレバレ」というような演技を作っていたのですが、音響監督の三間雅文さんとディスカッションする中で、「そんなに表現したら、気持ちが全部バレちゃうよ」と言われたんです。「彼女は素直じゃないから、気持ちを抑える演技をしてほしい」とも言われ、抑えても微妙に出てしまうところがポップの1番かわいいところだと気づきました。
――ポップといえば、歌唱シーン。意識したところや、難しかった部分は?
原作の中で「下手」や「音痴」と言われているので、アフレコに入る前に「どれくらい音を外そうかな?」と勝手に悩んでいました。しかし、実際に収録に入ると「そこまで下手なのは気にしなくて大丈夫」と言われて。そこで改めて歌唱シーンについて考えたのですが、やはり「達者」にはしたくないと思ったんです。ポップはアイドル活動を純粋に楽しんでいて、みんなに楽しんでもらいたいという気持ちが前面に出ているキャラクター。技術的に「上手い」を押し出すのではなく、「みんなにハッピーを届けたい」という気持ちの部分を重視して歌うことを意識しようと決めました。
――第3話の見どころや注目ポイントを教えてください
新キャラクター・蜂須賀九印が登場することです。後々の展開に関わる“超重要キャラ”で、蜂須賀が出て来たことで「ここからいよいよ『ヴィジランテ』の物語が動き出していくぞ……」と、ワクワクというよりかは、“恐怖感”みたいなものを感じると思います。この子がどのような人物で、今後どのような行動を取るのか。ぜひ楽しみにしていてください。
『ヴィジランテ -僕のヒーローアカデミア ILLEGALS-』作品情報
灰廻航一は、ヒーローに憧れながらも夢を諦めた冴えない大学生。
そんな彼の密かな楽しみは、オールマイトのコスプレ姿で街を徘徊し、プロヒーローを気取って人助けに勤しむことだった。
平凡な毎日を送っていた航一だったが、無許可でゲリラライブを行う自称アイドル・ポップ☆ステップ、「クズ専門の”掃除屋”」を名乗る謎の覆面男・ナックルダスターに出会い、「ヴィジランテ」の活動に巻き込まれていく。
非合法に人々を救ける彼らは、秩序を乱す犯罪者か、正義の自警団か。
”非合法ヒーロー“「ヴィジランテ」の物語が幕を開ける―!
灰廻航一:梅田修一朗 ポップ☆ステップ:長谷川育美 ナックルダスター:間宮康弘
相澤消太:諏訪部順一 インゲニウム:北田理道
釘崎ソーガ:鳥海浩輔
蜂須賀九印:千本木彩花
原作:「ヴィジランテ -僕のヒーローアカデミア ILLEGALS-」(集英社ジャンプ コミックス刊)
古橋秀之 別天荒人 堀越耕平
監督:鈴木健一
シリーズ構成・脚本:黒田洋介 キャラクターデザイン:吉田隆彦
美術監督:渡辺幸浩 色彩設計:のぼりはるこ
撮影監督:張 盈穎 3DCG監督:佐々木瑞生 編集:廣瀬清志
音楽:林ゆうき 山城ショウゴ 古橋勇紀 音響監督:三間雅文
アニメーション制作:ボンズフィルム
© 古橋秀之・別天荒人・堀越耕平/集英社・ヴィジランテ製作委員会