「モンハンワイルズ」発売1ヶ月で1000万セールス達成 カプコンの業績予想到達も範囲内か


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カプコンは31日、2月28日に発売したゲーム『モンスターハンターワイルズ』が、全世界での販売本数1,000万本を達成したことを明らかにした。発売からわずか1ヶ月での達成となり、過去のシリーズ作品と比較しても最大の販売記録となる。

『モンスターハンターワイルズ』はモンスターが群れて争う過酷な環境から、豊かな生命が溢れる環境へ刻一刻とダイナミックに変貌する二面性のある世界を舞台にしたシリーズ完全新作。自社開発の「RE ENGINE」による雄大かつ美麗な映像表現が特徴で、プラットフォームの垣根を越えたクロスプレイ機能も実装されている。

発売前には「東京ゲームショウ」をはじめとした世界各地のゲームイベントでのブース出展やオープンベータテストの実施、「モンスターハンターワイルズ ショーケース」などのデジタルイベントを通じた情報発信など、グローバルな宣伝施策が継続的に展開。これらの取り組みが発売前から大きな話題を呼び、記録的な販売実績につながったと同社は説明している。

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今後のアップデート予定

今後の予定としては、来る4月4日(金)に第1弾となる無料タイトルアップデートを予定。人気モンスターを追加する他、ゲーム内の多くのユーザーが集まりコミュニケーションをとれる新たな拠点「大集会所」も登場予定となっている。夏には第2弾アップデートも計画されており、今後も多くの追加コンテンツが提供される見込み。

なお、経済面で見てみると、カプコンは本年1月に決算を公表しており、本日3月31日で期末となる3月期の通気予想の据え置きを行っていた。売上高は1650億円(前期比8.3%増)、営業利益は640億円(同12.1%増)を見込んでいた。12月時点の業績進捗率は約50%にとどまっていたため、今回の「モンハン」好スタートが業績を牽引していくとみられる。

©CAPCOM

著者 編集部 経済・社会担当
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