iOS向け「FF」系列タイトルの提供終了が決定 仕様変更の対応が技術的に困難、人員不足の指摘も


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スクウェア・エニックスは今月13日、iOS版「ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル」における追加コンテンツのアクセス障害と、それに伴うサービス終了およびユーザーへの返金対応を発表した。

同社によると、今年1月24日より、iOS版における追加コンテンツへのアクセスができない状況が報告されており、この問題は全ダンジョンのプレイが可能となる有料フルバージョンにも影響を及ぼしているという。

調査の結果、この問題はAppleにおけるアプリ内課金モデルの変更に起因することが判明。しかし、バグの完全な修正と新システムへの対応が技術的に困難であることから、iOS版のサービスを終了せざるを得ない状況となった。一部では人員コストと今後の展開を考慮した判断、もしくは対応できる人員を確保できない状況であると指摘されていた。

これを受けて同社は、2024年1月以降に追加コンテンツを購入したユーザーを対象に返金対応を実施。フルバージョンを含む計15アイテムで、モーグリの武器やレリックアームズ、各種クリスタルなどが対象となる。

返金を希望するユーザーは、Apple Supportを通じて手続きを行う必要があり、2025年8月31日までスクウェア・エニックスのサポートセンターで受け付けている。なお、iOS版以外のプラットフォーム(Android、PlayStation、Nintendo Switch)では、引き続き『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル リマスター』をプレイ可能。

 

著者 編集部 IT/デジタル担当
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