美少女×ミリタリー、群像劇もミックス!新作アニメ『グリザイア:ファントムトリガー』新規でも楽しめる注目ポイント3選
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2025年1月よりTOKYO MXほかにて新作TVアニメ『グリザイア:ファントムトリガー』の放送がスタート。フロントウイングが手掛ける『グリザイアシリーズ』のTVアニメ最新作として展開されている。ここでは本作のポイントをおさらいする。
PCゲームとして制作されたシリーズ1作目の『グリザイアの果実』は2014年にTVアニメがスタートし、続編となる『グリザイアの迷宮』、『グリザイアの楽園』も2015年にそれぞれTVアニメが放映され、三部作として完結した。
今回の『グリザイア:ファントムトリガー』は2017年に後継作としてゲームがリリースされ、同年にアニメ化企画についても発表。2019年にはOVA『グリザイア:ファントムトリガー THE ANIMATION』の1作目となる“01.SORD”、“02.ソウル・スピード”の2作が、2020年には“03.スターゲイザー”が劇場公開され、2025年1月よりその続編となるTVアニメの放映がスタートした。
古参から新規ファンまで楽しめるオリジナルストーリー
前述したように長期に渡って展開されている『グリザイアシリーズ』ではあるが、『グリザイアの果実』から始まる風見雄二を主人公とするグリザイア三部作は、3作目となる『グリザイアの楽園』で一旦完結している。
そのため、『グリザイア:ファントムトリガー』はこの後継作という立ち位置でありながら、メインキャラクターも一新され、本作だけでも十分楽しめる内容になっている。
作品内で語られるエピソードについては、直接的にグリザイア三部作から続いているものはなく、過去のシリーズを知らなければ作品を理解できないというようなことはないため、本作で初めて『グリザイアシリーズ』に触れても良い。
一方で、長くシリーズを楽しんでいるファンにもニヤリとできる要素はしっかりと盛り込まれている。例えば、作品の中に登場する舞台のひとつである“美浜学園”は、シリーズ全体を通して重要な場所であったり、その他にもグリザイア三部作で登場した組織の名前が言及されていたり…。世界観が地続きであることも感じられるだろう。
物語の舞台となる“市立美浜学園”は、民間委託型工作諜報員育成機関「SORD(Social Ops, Research & Development)」を育成する特殊技能訓練校である。幼少から中高まで一貫、社会で行き場をなくした幅広い年齢層の学生たちを受け入れ、国防のための人材育成を行っている。
同校のA組には、戦闘訓練を重ねて実践投入が可能となっている段階の学生が在籍しており、メインキャラクターとなる蒼井ハルトや深見レナらのメンバーも同クラスの所属である。平時は学生として一般教養と実践訓練も行い、要請に応じて事件に介入し、それぞれが自身の能力を最大限に生かしながら解決に導く姿が描かれる。
ポイント①:魅力的な美少女キャラクターたちの活躍
本作の魅力を語るうえで外せないのは、魅力的なキャラクターたち。モデル顔負けの均整のとれたプロポーションを持ち、子どものように天真爛漫な性格ながら高い戦闘力を誇る深見レナ。一方で、子どものような見た目ながら、普段は大人びた落ち着いた雰囲気を見せつつ、いざという時は非情な一面を持つツンデレキャラの獅子ヶ谷トーカ。品行方正でおっとりした優しい雰囲気を持ち、保護者的な存在の鯨瀬・クリスティナ・桜子(クリス)、素性の多くは謎に包まれている自称(?)ロシアン忍者の狗駒邑沙季(ムラサキ)…などなど。
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その他、A組メンバーだけでなく他校のSORD学生も登場しており、それぞれが一癖も二癖もある個性の持ち主。原作ゲームはもとより、本作のアニメを楽しんでいく中で、何かしら視聴者の琴線に触れるキャラクターに出会える。
キャラクターの魅力をさらに高めている要素は、シリーズを通して携わっている渡辺明夫氏によるキャラクターデザイン。メインキャラクターたちは学生ということで、子どものような幼さはないが、かといって大人としてはまだまだ未熟さも感じられるような絶妙なデザインとなっており、思春期の学生時代の曖昧な年齢感が見事に表現されている。
個人的には、学園長の仙石一縷や、教頭の野上も非常に魅力を感じるキャラクターだ。「SORD」の前身となる組織・美浜のCIRS予備官補(通称“ファントムトリガー”)で活動していた過去があり、組織のしがらみの中で老獪に立ち回り、影でしっかりと学生たちをサポートする有能な大人の女性たちの姿にもグッと惹きつけられる。
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