遂に全国公開!新作映画『ベルサイユのばら』キャスト陣「震えるような感動」宝塚OGも純白スーツで駆けつける
フェルゼンの魅力を語り合う加藤和樹と彩風咲奈、華やかなツーショットも
また「ベルばら」で人気の高い男性キャラクターといえばアンドレとフェルゼン。そのふたりの魅力について尋ねられた彩風は「アンドレは包容力があって。いつもそばにいてくれる。そのやさしさと包容力が魅力ですし、フェルゼンはまっすぐな潔さと、王妃さまに向かっていくまっすぐな愛。そこが男らしくてすてきだなと思います」とコメント。
一方、加藤は自身が演じたフェルゼンに対して「時代もあるでしょうが、あこがれはあります。まっすぐな愛というか、身を引くこともそうですし、見守るということ。それぞれの愛の形があるということもあるので、自分も見習わなきゃなと思います」とコメント。そこで沢城から「フェルゼンが並んでいるところが見たくないですか?」と促され、横並びで立った加藤と彩風。舞台映えする華やかなツーショットに、沢城も平野もと大興奮。会場からも大きな拍手がわき起こった。
同じフェルゼンを演じた加藤の演技について彩風が「すてきでした。お歌はすばらしかったですし、声からも温かさと強さがにじみ出ていて。わたしは男役とはいえ、中身は女性ですから。女性目線で役づくりをすることが多いので、男性の目線で見たフェルゼンはこんな感じなのかなと思い、勉強になりました」と返答。
その言葉に加藤も「うれしいですね。もちろん今までもいろいろな作品でフェルゼンを演じてきた方ともお会いしてきましたが、彩風さんは本当にまぶしいですね。このキラキラした感じは僕はリアルでは出せないと思うので、声で頑張りたいと思います」と笑顔を見せた。
最後に登壇者を代表して沢城が「今観ていただいた通り、たくさんのスタッフでつくりあげた作品です。今日はキャストだけですが、彩風さんにも来ていただいて。とうとう皆さまに作品をお渡しする日がやってきました。あとはわたしたちにできるのは祈ることだけです。ひとりでも手のひらの上に、それが心の中にどれくらい残るかな、残ってくれたらいいなということを祈るだけの段階まできました。もしよかったら最後に追い風として、皆さまからご声援をいただけたら、これほど心強いことはありません。どうぞよろしくお願いしますと、ありがとうございますと一緒に言わせてください」と会場にメッセージを送った。
新『ベルサイユのばら』作品情報
『ベルサイユのばら』は、1972年から「週刊マーガレット」(集英社)で連載され、その後、宝塚歌劇団による舞台化やTVアニメ化などを経て、少女漫画界に不動の地位を確立した。現在までに2000万部を超える累計発行部数を誇る。
新作アニメでは、将軍家の娘でありながら男性として育てられたオスカル・フランソワ・ド・ジャルジェやオーストリアから嫁いできた美しく優雅なマリー・アントワネット王妃、オスカルの幼なじみであり従者のアンドレ・グランディエ、そして見目麗しいスウェーデンの伯爵ハンス・アクセル・フォン・フェルゼンなど、18世紀後半のフランス・ベルサイユで出会い、各自の運命を美しく生き抜く人々の物語が描かれる。監督には『アオハライド』や『チア男子!!』の吉村愛、脚本には『うたの☆プリンスさまっ♪』シリーズや『君に届け』の金春智子、キャラクターデザインには『初恋モンスター』や『ぬらりひょんの孫』の岡真里子を迎え、音楽プロデューサーには『進撃の巨人』の澤野弘之、そしてアニメ制作は『呪術廻戦』や『この世界の片隅に』を手掛けるMAPPAが担当する。
原作:池田理代子
監督:吉村 愛
脚本:金春智子
キャラクターデザイン:岡 真里子
音楽プロデューサー:澤野弘之
音楽:澤野弘之、KOHTA YAMAMOTO
アニメーション制作:MAPPA
製作:劇場アニメベルサイユのばら製作委員会
配給:TOHO NEXT、エイベックス・ピクチャーズ
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ
オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ:沢城みゆき
マリー・アントワネット:平野 綾
アンドレ・グランディエ:豊永利行
ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン:加藤和樹
Ⓒ池田理代子プロダクション/ベルサイユのばら製作委員会