VTuber沙花叉クロヱが「卒業」最後のライブは最高同接34万人を記録、生歌と豪華コラボで想い届ける


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VTuberグループ「ホロライブ」に所属するタレント・沙花叉クロヱさんが昨日26日をもって配信活動を終了した。同日夜に自身のYouTubeチャンネルにて行われた「卒業ライブ」は自身の楽曲が生歌唱で届けられ、終盤の最高同時接続数は34万人を突破した。

沙花叉クロヱさんは「ホロライブ」の6期生として2021年より配信活動を開始したタレント。ゲーム実況や雑談、歌ってみたなどの配信に加え、オリジナル楽曲をリリースしたり、ユニット「秘密結社holoX」のメンバーになったりと、精力的に活動を続けていた。

しかし昨年11月、所属元より沙花叉クロヱさんの活動終了が発表。活動開始してからちょう3年というタイミングでの発表であったことや、「配信活動停止」との表現が用いられたことなどもあわせて話題に。そしてこの度、26日に卒業ライブがYouTubeを通じて行われた。

約1時間半に及んた卒業ライブはオール生歌で披露。ホロライブ全体曲『Our Bright Parade』やコラボパフォーマンスも豊富に組み込まれており、星街すいせいさん、兎田ぺこらさんとの『あのバンド』をらじめ豪華コラボが続いた。そして同期メンバー・博衣こよりさんとの『コネクト』では約2年前の生誕祭を思い返しつつ、両者の成長も見せた。

そして途中、MCパートではYAGOOこと谷郷元昭社長からのビデオレターも公開され、歩んできた3年間を称賛した。その後も所属ユニット・秘密結社holoXのオリジナル曲『常夜リペイント』や『サマータイムレコード』を熱唱し、メンバーのラプラス・ダークネスさんらからもこれまでの感謝や激励などが届けられた。

終盤には水族館ステージで3年間支えてくれたスタッフ「マネちゃん」からの手紙を朗読し、飼育員さん(ファンの総称)の感涙を誘う場面もあった。そして最後の曲として『海の幽霊』を歌唱し、「また会いましょう」と締めくくったのち、エンドロールではCパートも織り交ぜられ、チャット欄には「シャチあれ!」のコメントで溢れた。

なお、配信などでは卒業と称していたが、厳密には「配信活動停止」という扱いになる。カバー社によると、この扱いは「タレントがプロダクションから離れる際の新たな門出の形」として、「卒業」の一形態であるとしつつも、タレントとプロダクション、そしてファンの感情に配慮した施策だと強調。ライブ前夜の「最後の雑談」でも同氏から前向きな決意も語られていた。

今回の卒業ライブは全てYouTubeにて視聴可能となっている。Xなどでは同期メンバーや同じユニットメンバーからのイラストなども投稿されているので、併せて要チェックだ。

著者 山本晃平