【12/29号】能登半島地震から一年…漫画で復興支援の取り組み。DeNAは“ポケポケバブル”に【週刊アニメ&ゲーム業界】
アニメ、ゲーム、テクノロジーの新総合メディア「オタク総研」にて今週一週間に公開した今知りたい業界ニュースをまとめてご紹介。各ニュースの要旨と担当コメントをお届けいたします。興味のある記事が有りましたらぜひリンクより参照、SNSご共有いただけますと幸いです。
担当編集からの「一週間のふりかえり」
※次週は年末年始を跨ぎますので休載となります※
今週もお疲れ様でした。と言いましてもすでに12月28日より休暇モードに入られている方も多いのではないでしょうか。(マーケット関係者の皆様は明日の大納会までですが…)
さて、師走が始まったと思えばあっという間に終わりを迎えようとしています。そして来る1月1日は能登半島地震が発生してから一年が経つ日です。アニメ業界でもこれまで震災復興を目的とした企画が多数組まれていましたが、21日には漫画『スキップとローファー』を刊行する講談社が、同作を一人読むと100円を代理寄付するキャンペーンを発表しました。
本作の主人公・みつみは能登出身という設定で、アニメや原作でも実家が描かれていました。アニメでもチャリティー配信を行うなど精力的に活動しており、マンガとあわせてぜひチェックしてみてはいかが。
その他のニュースとしては新作ゲーム「ポケポケ」を運営するDeNAがゲーム事業で大躍進を遂げていることがわかりました。通期業績予想を発表できないほどで、ゲームプレイヤーのまなさんやホルダーの方々は嬉しいニュースだったのではないでしょうか。
以上、今週の業界ニュース振り返りでした。インフルエンザなど感染症にお気をつけて、良いお年をお過ごしくださいませ。
2024年12月22日~12月29日:業界ニュースヘッドライン
【スキップとローファー】能登地震から1年…主人公繋がりで漫画『スキップとローファー』を読むと「100円代理寄付」講談社が復興支援キャンペーン(12月23日)
https://0115765.com/archives/105668
講談社は23日、1月1日に発生した能登半島地震からまもなく1年が経つなかで、同社刊の漫画『スキップとローファー』を活用した復興支援プロジェクト「スキップとローファーと能登」の始動を発表した。同社は特設サイトを開設し、第一話を閲覧すると1人につき100円を石川県の義援金口座に寄付する取り組みを実施する。
【任天堂】「任天堂は明確な勝者になる」Switch後継機は“4年で8000万台超”販売と推測 分析会社が市場動向を予想(12月25日)
https://0115765.com/archives/105950
ゲーム業界の市場分析会社DFCインテリジェンスは2024年度の市場分析レポートを公開し、次世代ゲーム機市場においてNintendo Switchの後継機が他コンソール比で大きな存在感を放つ旨の見通しを示した。特に2025年以降のゲームコンソール市場については、任天堂が「明確な勝者ななる」と予測している。
【調査レポート】ポケモン、エンタメリーチ力で年間首位 新作ゲーム「ポケポケ」注目度貢献、権利元会社は売上3,000億円規模(12月25日)
https://0115765.com/archives/106023
エンタメマーケティングのGEM Partnersは23日、映像や書籍、音楽など7つのメディアを横断した総合的なエンタメブランドのリーチ力調査結果を発表。結果、2024年の年間ランキングでは、『ポケットモンスター』が65,578ポイントを獲得し首位に立った。
【人事・企業の動き】サンリオ、1,351億円規模の株式売出し完了 売出し理由は「創業家の生前贈与に伴う納税資金確保」と説明(12月25日)
https://0115765.com/archives/106036
株式会社サンリオは25日、11月に発表していた自社株式の大規模な売出しについて、売出価格4,540円で約1,351億円規模の売却が完了したことにあわせて、売出しの背景や今後の方針についての詳細を共有した。
【VTuber】全くの異業種と思いきや…大丸松坂屋百貨店、VTuber事業に参入 実は以前からアバター開発など注力(12月26日)
https://0115765.com/archives/106183
大丸松坂屋百貨店が2025年、VTuber事業に参入する。同社が来春立ち上げ予定の新プロジェクト「EchoVerse(エコーバース)」において、タレントアバターのデザインを「キズナアイ」やポケモンカードのイラストで知られる森倉円氏が手掛けることが決定した。
【スマホゲーム】「ポケポケ」ヒットのDeNA、事業収益が倍増見通し 3カ月の消費額は“850億円超”と大幅増加(12月26日)
https://0115765.com/archives/106195
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)は26日、2025年3月期第3四半期(10-12月期)のゲーム事業において、ユーザーの消費額が850億円以上、売上収益が250億円以上となる見通しを発表した。前期(2024年3月期)の連結実績では営業損失282億円と厳しい状況だったが、同社の「ポケモンカード」新作アプリゲームのヒットが大きく改善に導くとみられる。
【アニメ制作】イマジカG、TVポスプロ事業の撤退決定で100名超の希望退職募集…背景に「フリーランス化進行」など環境変化(12月27日)
https://0115765.com/archives/106360
映像制作大手のIMAGICA GROUPは26日、連結子会社の株式会社IMAGICA Lab.が手掛ける「TVポストプロダクション事業」からの撤退を発表した。2025年6月末までに事業撤退を完了する予定で、これに伴い100〜150名程度の希望退職者の募集も実施する。
【UUUM】上場から7年…HIKAKINら所属の「UUUM」上場廃止が決定 現親会社フリークアウトHDがTOB成立(12月28日)
https://0115765.com/archives/106343
フリークアウトホールディングスは27日、YouTuber等マネジメント業務を手掛けるUUUM株式会社に対する公開買付けの結果について発表した。UUUMは今後、フリークアウト・ホールディングスの完全子会社となり、東証グロース市場から上場廃止となる見通しとなった。
【調査レポート】秋アニメ、データで見る注目作は?維持率は「ダンダダン」が“初回比倍以上”下半期最大の数値に(12月28日)
https://0115765.com/archives/106488
ブシロードのグループ分析組織・アニメデータインサイトラボは25日、2024年夏秋アニメの視聴者動向に関する調査結果を発表した。同調査ではGoogleトレンドによる検索量データを基に、各シーズンの新作アニメにおける注目度の推移を分析している。
【C105】年末恒例のコミケ、今回の変更点は?異例の“大晦日回避”の日程&混雑分散で企業ブースの時間延長(12月28日)
https://0115765.com/archives/106485
年に2度の大型同人誌即売会「コミックマーケット105(C105)」が、明日12月29日(日)と30日(月)の2日間、東京ビッグサイトで開催される。ここではC105での主な変更点をおさらいしたい。
今年もたくさんの記事をご覧いただきありがとうございました。来週も引き続きオタク総研をよろしくお願いいたします。
今週のニュースはいかがでしたか?ぜひご意見、ご感想をお聞かせください。また、今後取り上げてほしいテーマや業界ニュースがあればお知らせください。お待ちしております。