カドカワ、カカオピッコマと提携。強み活かし合う「画期的」な電子マンガサービスを共同開発


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国内大手出版のKADOKAWAが、マンガアプリ大手のカカオピッコマと業務提携する。両社は12日、無料で最新話を読める電子マンガマガジン「MANGAバル」を12月16日にローンチすると発表した。

今回の業務提携は両社の電子書籍事業におけるマンガコンテンツの企画・制作・配信に関するものと位置づけられており、オリジナル連載作品の最新話を「毎日更新で無料提供する画期的な電子マンガマガジン」と題して、既存サービス「ピッコマ」の中で運営する。

新サービスにおける役割としてKADOKAWA側は週単位で更新されるマンガコンテンツを企画・制作・編集を、ピッコマ側は専用の表示領域を設け、システム運用や配信をそれぞれ担当する。なお、配信予定のコンテンツについては、同社の強みである異世界ジャンルのみならず、少年コミックや青年コミック、および近年人気が高まっている女性向け作品なども含め、多彩な作品を展開する予定としている。

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本提携に至った背景について、KADOKAWA側は中期経営計画における重要な戦略の一環として、電子書籍事業の成長を挙げている。同事業は過去5年間で年平均15.3%の売上高伸長を達成しており、今後のさらなる成長と、新規IP創出力の強化を目指すものと説明した。

提携先のカカオピッコマは「ピッコマ」を通じて160,000点以上のコンテンツを配信し、月間1000万人以上の利用者を抱える。カカオピッコマの強力なプラットフォーム基盤を活用することで、当社の電子書籍の流通量の増大を図り、同事業の拡大を目指すと意気込んでいる。

サービスは12月16日午前11時に開始され、「ピッコマ」アプリおよび公式サイトで利用可能となる。

■電子マンガマガジン「MANGAバル」
ローンチ:12月16日(月)午前11時
利用方法:「ピッコマ」アプリの最新バージョンおよび「ピッコマ」公式サイトにてご利用可能
特徴:
・創刊時には、曜日ごとに1作品、計7作品の週刊連載を予定しています。
・アクションやファンタジー、少年少女向け、青春などさまざまなジャンルのマンガが毎週、独占先行で配信されます。
・作品は、週に1度、指定された曜日に更新されます。更新当日であれば、誰でも無料で最新話を楽しむことができます。

著者 編集部 IT/デジタル担当
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