iPhoneをアプデしたら「日本語変換が急に不便に」ユーザーから報告と不満相次ぐ…暫定的な対処法とは


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アップルが今秋にiPhone向けに配信を開始した「iOS 18」をめぐり、アップデートを行ったユーザーから「日本語キーボードの予測変換の精度が急激に悪化した」との報告が相次ぎ、不満の声や独自での解決法を共有する動きがみられている。

iOS 18の正式リリース以降、日本語ユーザーから多数の報告が寄せらているこの件。もっとも分かりやすい変化として、入力した文字と無関係の単語が予測変換に表示される問題の発生が挙げられており、アップルのユーザーフォーラムには600件を超える「私もです」リアクションがついている。

Xではスクリーンショットつきでの投稿でこの問題が指摘されており、なかには極端な例として「『ふじさん』と打ったら『北海道』が出てきた」との報告まで挙がっている。

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「腹心(ふくしん)」を入力しようとすると「福神漬け」が最上位に来る(場合によってはiOS 17でも再現可能)

学習リセットや「拡張予測変換オフにしてみて」解決法が共有される

また、他の精度低下の事例として、誤入力を前提とした予測変換が優先的に表示される現象も確認出来ており、こちらも以前のiOS 17と比べて格段に悪化したようだ。実際に「健在」という漢字を変換しようと「けんざい」をフリック入力すると、健在よりも「現在」が上位に来ており、かえってタイプミスを招いている状況にある。

これらの問題に対し、アップル側から正式な発表は行われていないものの、SNSでは暫定的な対処法が共有されている。第一の対処として、設定→アクセシビリティ→スイッチコントロールと進んだ先にある「拡張予測変換」をオフにするというもの。

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文面だけを汲めばオンにしておきたい項目だが、こちらをオフにすると改善したとの報告がある。また、はじめに挙げた無関係なサジェスト問題に関しては、キーボードの変換学習をリセットすることで、予測変換の精度が改善されるケースが確認されている。具体的には、設定→一般→転送またはiPhoneをリセット中の「キーボードの変換学習をリセット」の手順で対応が可能。

iOSのみならずスマホの文字入力アプリは「つ」を自動的に「っ」に置き換えタイプミスを低減したり、AIやクラウド変換を用いて新語を取り入れるなど、多くの利便性向上の取り組みが行われている。一方で本件のように、過学習ぎみになると「お節介」としてかえって不便になるようだ。

これらの対処や以降のiOSアップデートなどで改善したとの声もあるが、未だ「予測変換がおかしくなった」との不満も見られており、暫定的な対処を含めチェックしてほしい。

著者 編集部 IT/デジタル担当
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