コーエーテクモ・襟川恵子会長の教育財団、母子家庭向け奨学金を創設 返済不要で最大年額72万円給付
ゲーム開発会社・コーエーテクモホールディングスの襟川恵子会長が代表理事を務める公益財団法人襟川教育財団は21日、同所が実施する給付型奨学金「えりかわ学資金」の2025年度育英生募集要項を公開した。
同財団は、シングルマザー家庭の子どもたちに対する教育支援を主な目的とし、2023年3月に設立された。優秀かつ勤勉な学生がな経済的な理由で進学を断念することがないよう、また在学中も学業に専念できるよう、中学生から大学生までを対象に返済不要の学資金を給付している。11月21日に行われた次年度の募集要項説明には財団代表理事の襟川恵子氏と、同財団評議員を務める襟川芽衣氏が出席した。
支給額は中学生と高校生が月額5万円(年間60万円)、大学生が月額6万円(年間72万円)となる。募集要項の対象者は「神奈川県内居住のシングルマザー(母子)家庭の子女で(日本国籍)」「前年度の通年成績が評定平均値3.8以上であること」等があるほか、世帯年収も380万円(兄弟なし)など制限が設けられている。
募集期間は3月17日(月)〜5月15日(木)まで、定員は各5名。本事業に関する詳細な情報は、襟川教育財団の公式サイトで確認することができる。