課題の救世主!無料で使える数学特化のAIツールが便利だった【Easemate AI Math Solver】


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学生、特に大学生の皆さん。数学の宿題や課題で、「この問題、どうやって解くんだっけ…」と頭を抱えてしまった経験は誰にでもあるのではないでしょうか。

そんな時に役立つという無料ツール「Easemate AI Math Solver」を今回は実際に試してみました。本当に数学の学習が楽になるのか、その実力をレビューします。

Easemate AI Math Solverは、AIを活用して数学の問題を解決するツールです。小学生レベルの算数から、中学・高校の代数、幾何、そして大学レベルの微積分まで、あらゆる数学の問題を解決に導いてくれます。回答の生成には外部のAIモデル(Google GeminiやOpenAI GPT-4など)を用いるため、高品質な結果が得られます。

また、ただ答えを提示するだけでなく、問題を解くためのステップバイステップの解説まで丁寧に行ってくれる点です。これにより、単に答えを写すのではなく、解答に至るプロセスを深く理解することができます。

そして、機能性も◎。スマートフォンのカメラで撮った写真やPDFファイルをアップロードするだけでAIが問題を自動で認識してくれる機能や、複雑な数式も簡単に入力できるAI電卓機能も備わっています。これだけの高機能でありながら、会員登録も不要で、完全に無料で利用できる点も大きな魅力です。

実際に手元にあった数学の問題集を使ってその実力を試してみたところ、簡単に解答と解説を得ることができました。そこで、さらに具体的な4つのケースでその実力を深く検証してみました。

まず、サイトに備わっているAI電卓を使い、手入力で微積分の計算を試しました。例えば、「∫(4x^2 – 2x) dx を積分せよ」といった問題を数式キーボードで入力したところ、瞬時に答えである「4/3x^3-x^2+C」が提示されました。不定積分を求める過程、が、一つ一つ丁寧に表示され、計算プロセスが明確に理解できました。


次に、過去のセンター試験の計算問題が載ったPDFをアップロードしてみても、問題なく回答を提示してくれました(著作権の都合上内容は掲載していません)。PDFからの読み取り精度も非常に高いです。

さらに、スマートフォンを使い、私が手書きした行列計算の問題も試してみました。「A = [[2, 4, 9], [1, 6, 3], [2, 9, 1]] の転置行列を求めよ」と少し崩した字で書いて撮影したのですが、AIはそれを正確に読み取り、行と列を入れ替えた正しい転置行列を即座に返してくれました。


最後に、大学レベルの線形代数の例題として、「行列 A = [[2, -1], [-1, 2]] は対角化可能か検証せよ」という、より概念的な問題を試してみました。すると、単に「可能である」という結論だけでなく、その理由まで論理的に解説してくれました。固有値を求める計算過程、異なる固有値が2つ存在すること、そしてそれが対角化可能であるための十分条件であることを明確に示してくれたのです。これにより、なぜそう言えるのかという根本的な理解が深まりました。


結論として、このツールは数学の宿題や試験勉強で困っている学生はもちろん、教える立場の先生方にとっても非常に有用です。もちろん、AIに頼りすぎて自分で考える力を失ってしまっては本末転倒ですが、あくまで「学習をサポートするアシスタント」として賢く活用すれば、これほど心強い味方はいません。数学に苦手意識を持っている人や、もっと効率的に学習を進めたい人は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

■Easemate AI Math Solver(www.easemate.ai/math-solver)


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