ドコモ、KDDIに続きソフトバンクも…LINEMO、価格据え置きで20GB→30GBに増量　各社競争激しく

ソフトバンク株式会社は25日、オンライン専用ブランド「LINEMO（ラインモ）」の料金プラン「LINEMOベストプランV」を11月1日から改定し、月間30GBまでのデータ通信を月額2,700円（税込み2,970円）で提供すると発表した。

現行の「LINEMOベストプランV」では、月間データ使用量20GB以下の場合は月額2,700円（税込み2,970円）、20GBを超えて30GB以下の場合は3,600円（税込み3,960円）という2段階制の料金体系を採用（※）していた。今回の改定により、データ使用量に関わらず30GBまで一律で低価格での利用が可能となり、事実上「値段据え置きでの10GB増量」となる。

改定に伴う移行期間中は、現在実施中の「LINEMOベストプランV 30GBがおトクキャンペーン」の内容を変更し、契約翌月から月額2,700円（税込み2,970円）で30GBまでの利用を可能とする。既存の「LINEMOベストプランV」利用者は追加手続きなしで新料金が適用される。

なお、速度制限規定としては30GB以上45GB未満は1Mbps、45GB以上は128kbpsとなり、実質45GBが上限となる。

大手MNOキャリアを巡っては各社オンライン専用プランを中心に増量する事例が相次いでいる。ドコモの「ahamo」は10月1日から月額2,970円で30GBの利用が可能になったほか、KDDIも先日「povo2.0」にて、新たに「360GB/年で26,400円」のプランを新設し、月換算30GBで2,200円で提供する。また、MNO系格安キャリアとしてはKDDIのUQモバイルもahamoと同様に30GBへの増量を実施していた。

■LINEMOベストプランV
データ容量：30GB
月額基本料：2,700円（2,970円）
国内通話料：無料／5分
国内SMS利用料：送信：3～30円（3.3～33円）／1通、受信：無料

※現行でも契約後6ヶ月間は「割引価格」として一律2,700円で提供している