『キミ戦』アニメ第2期、5話以降の放送を延期 「クオリティに疑問が残る絵もあるのでは」不安へ真摯に対応するため


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2024年7月より放送を開始した新作アニメ『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦 Season II』について、次回オンエア予定だった第5話から放送・配信を延期することが明らかになった。製作委員会は制作上の都合だと説明し、視聴者に理解を求めている。

公式サイトや発表によれば、延期の理由に本編のクオリティ維持が挙げられており、製作委員会は視聴者および関係者への謝罪。原作者や制作スタジオと一丸となって制作を継続する意向を示している。

また、延期に伴い、8月7日以降の放送枠では前作Season1の『セレクション放送』が実施される。AT-X、TOKYO MX、BS11、ABCテレビにて、Season Iの厳選されたエピソードが9月25日まで放送される予定だ。Season IIについては、放送クールを改めて第1話からの再開が予定されているが、具体的な日程は後日公式サイトで発表されるとのこと。

これに際し、原作者の細音啓氏も声明を発表しており、延期の決定を「率直に「『キミ戦』をより楽しんでいただける作品としてお届けしたい」という前向きな理由によるものです」と説明。続けて、「ただ一方で、アニメの所々にて、映像クオリティに疑問が残る絵もあるのではという不安の声も頂いていました。その声に対し、製作委員会と制作スタジオの皆様が真摯に向き合ってくださったのが今回の経緯です。」と伝え、視聴者の期待に応えられるよう努める姿勢を示した。

また、11月27日より発売予定だったBlu-ray BOXについても、発売延期が決定した。新たな発売日は後日発表される予定とのこと。

「キミ戦」は、抗戦下にある帝国と皇庁において、それぞれの国の最高戦力である帝国のイスカと皇庁の第2王女・アリスリーゼが、お互いに惹かれる想いを心のどこかで抱きつつも、互いの目指す世界平和を実現するために戦場でぶつかり合う王道ファンタジー。2017年よりファンタジア文庫より刊行され、現在は15巻まで発売中。2020年10月にアニメ化され、海外でも高い評価を獲得。2024年に“SeasonⅡ”が始まった。

著者 編集部 アニメ情報担当