TikTok、名目GDPに4,700億円貢献と試算 2.6万人の雇用に影響、クリエイターにも恩恵ありと主張


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ByteDanceは27日、自社が展開するショート動画プラットフォーム「TikTok」の社会的効果を分析したレポートを公表。TikTokを通じて、国内名目GDPに4,741億円の経済効果をもたらしたことをアピールした。

マクロミルに調査を依頼して作成されたというレポート「TikTok Socio-Economic Impact Report 2024」では、「経済的価値」「ユーザーにとっての価値」「クリエイター経済圏としての価値」の3つの視点から分析。そのうち経済的価値としては、「26,000人の雇用を支え、国内名目GDPに4,741億円を貢献」したと紹介したほか、中小企業へのGDP貢献額は606億円で、5,300人の雇用に影響を与えたと主張した。これらの数値は、TikTokによって生まれた推定消費額1,772億円を基に試算したものとしている。

また視聴動向のアンケート調査として、ユーザーの56.3%がほぼ毎日視聴し、ライフハックや料理・家事、美容系、エンタメなど多様なコンテンツの動画が見られることから、TikTokを見ることが“生活の一部”となっていると推察できるとした。購買喚起についても、ユーザーの30.5%が「TikTokで動画を見て商品やサービスの購入経験がある」と回答し、60代でも17.6%が購入経験があることから、TikTokが広い世代の消費行動に影響を与えているともアピール。

さらに、クリエイター経済圏としての価値についての分析の項では、インタビューに応えたクリエイター9人全員が、TikTokで認知を拡大したことで企業案件の増加や自身の事業にプラスの影響があったと回答。ユーザーの43.3%が「クリエイターが紹介した商品やサービス、企業・自治体とのコラボレーション動画などを見て、企業や自治体に興味が湧いた」、47.7%が「クリエイターが紹介した商品に興味が湧きやすい」と答え、クリエイターエコノミーにも貢献していると主張した。

オタク総研編集部

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