Galaxy S24シリーズに搭載される目玉機能「Galaxy AI」とは 旧機種にも提供、買い替えは不要に


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サムスン電子ジャパンは3日、スマートフォンブランド「Galaxy」よりフラグシップモデル「Galaxy S24シリーズ」を発表。4月11日(木)よりサムスン直販+キャリア販売にて「Galaxy S24」「Galaxy S24 Ultra」2製品の取り扱いを開始する。

1月31日に海外で先行して展開されており、おサイフケータイ等の国内独自機能を実装して遂に日本参入を果たしたGalaxy S24シリーズ。目玉機能はなんといっても「Galaxy AI」と呼ばれるAI機能群で、テレビCM等のプロモーションでも全面的に押し出している。

Galaxy S24シリーズより搭載されることとなったこの「Galaxy AI」では、デバイス上で動作するAIとクラウドAIを融合させた独自のAI技術を活用し、プライバシーを保護しつつ生産性向上につながる機能が提供される。同日開催された新製品発表会では「日本市場にとって、ガラケー・スマートフォンに次ぐ第3のコミュニケーションツールとして次の10年の幕が開ける新しいツール」と自負していた。

使用用途としては大まかに「検索」と「翻訳」が提示されており、最も使うであるう機能が「かこって検索」。これは、検索バーに文字を入れることなく、円を描くジェスチャーだけで画面に表示されている情報源から検索することができるというもの。

使い方は非常に直感的で、画面下部のナビゲーションバーを長押しタップし、あとは調べたいものを囲うだけ。アプリの切り替えも不要で直感的かつシームレスな検索が可能なほか、テキストを調べたい場合は囲わず、テキスト部をなぞると、自動で選択してくれる。レスポンスも非常に軽快な印象で、上位機種であるS24 Ultraの場合はタッチペンも併用することでより便利になる。

そして、海外旅行で役立つような「翻訳」機能もAIにより進化。通話内容のリアルタイム通訳や、メッセージ内容の翻訳が日本語、英語、韓国語、スペイン語、中国語など世界13か国語に対応している。

なお、これらのGalaxy AIで実現する機能については、Galaxy S24の発売以降、順次旧機種にも提供を予定していることも発表されている。そのため、対象機種(※)の利用者は買い替えの必要なしに、今後のソフトウェアアップデートによりGalaxy AIが利用可能になる見込み。

「Galaxy S24」は256GBモデルが124,700円から、「Galaxy S24 Ultra」は256GBモデルが189,700円からで、いずれも3色展開となる。(=IT編集班)

※国内版「Galaxy S23|S23 Ultra」「Galaxy S23 FE」「Galaxy Z Fold5|Z Flip5」タブレット「Galaxy Tab S9|S9+|S9 Ultra」