声優アーティストの来栖りん、新作写真集発売で「100点満点」魅力アピール 台湾ロケの裏話も告白
声優・アーティストとして活動する「来栖りん」の新作写真集「step by step」が3月12日(火)に発売されたことを記念して、同書の発売記念イベントが17日、東京・HMV&BOOKS SHIBUYAにて開催された。
写真集「step by step」はアイドル卒業後、声優・アーティストの道を歩み始めた来栖りんが、台湾の地で「ホームステイ」をテーマに学生時代へタイムスリップして撮り下ろし。そんな同書について、発売の心境を聞かれた来栖さんは「家族もすごく喜んでくれました。紙として手元に残せる形で出させていただけたことがすごくうれしい」と喜びをあらわに。
タイトル『step by step』については「以前はアイドル活動をさせていただいていたので、これから心機一転、新しい場所で頑張っていくということ」と説明。続けて「右も左もわからない状態からスタートして、一歩一歩ちゃんと踏みしめながら、いろんな方と力を合わせて進んでいきたいなという思いを込めました」と今後の意気込みとともに伝えた。
続いてお気に入りのカットを聞かれると、黒い衣装を着て頬杖をついたカットを挙げ、「普段の撮影だとパステルカラーのものやビビットなカラーの衣装が多く、黒の衣装を着せていただく機会はあまりないんです」「この写真を好きだと言ってくださるファンの方が多かったこともあって、『意外と黒もいけるんだぞ』というところを見てもらえたかなと思います」などとアピール。
表紙に選ばれた制服を着用したカットに関しては昨年リリースの楽曲『ハピ♡ラキ』のMVに用いられていたものだと明かしつつ「制服を何歳まで着られるかはちょっとわかりませんが、タイムスリップをしたみたいな感覚になったので、すごくうれしかった」と振り返った。
また、「写真集に点数を付けるなら?」という質問に対しては、「100点です」と自信満々。「撮影のスタッフさんが普段からお世話になっているカメラマンさんやヘアメイクさんで、本当に素の楽しさがギュッと詰まった一冊になっているので」と説明。
さらに、台湾での撮影ロケにの裏側についても「校庭のど真ん中で撮影をしていたので目立ったみたいで、校舎のいろんな窓から現地の生徒さんが出てきて手を振ってくださったのが楽しかったし、印象に残っています」などと打ち明けた。
今後の目標を聞かれると「声優の世界に入って一年ということで、いろんな方を近くで見て学ばせていただいたり、いろんな壁にぶつかったりしながら頑張らせていただいている」と話しつつ、「声の印象から年齢を下に感じられてしまうことが多い」と打ち明ける。「幼いキャラクターは表現しやすいんですが、自分と同じ年齢や少し上の年齢のキャラクターを演じるときには『ちょっと幼く感じる』と指摘されることがあるので、自分の中の引き出しをもっと増やしていきたい」と意気込んだ。
最後に来栖さんは「以前から応援してくださっていたファンの方には『変わってないな』『こういうところが大人になったね』と近しい目線で楽しんでいただけるような写真集です。私をもっと好きになっていただけるような一冊になっていたらいいなと思います」などと呼びかけ、イベントを締めくくった。
プロフィール/写真カット(2枚)
◆来栖りん…2000年11月8日生まれの声優アーティスト。2016年にアイドルグループのメンバーとしてデビューし、2018年に『週刊ヤングジャンプ』主催オーディション“制コレ18”にてグランプリを受賞。TVアニメ『神無き世界のカミサマ活動』オープニングテーマ「I wish」でソロアーティストデビューと声優デビュー、同年9月にはミニアルバム『Happy Lucky Diary』をリリース。
撮影:細居幸次郎