4月放送アニメ『忘却バッテリー』先行上映会で“宮野節”炸裂?原作ファン必見、キャスト陣がお気に入りシーンを大発表
4月より放送開始の新作TVアニメ『忘却バッテリー』について、本作の第1話~第2話を最速で観られる先行上映イベントが10日、丸の内ピカデリーにて開催された。
『忘却バッテリー』は2018年より「少年ジャンプ+」にて連載中の野球マンガを原作とするアニメ作品として、4月9日(火)深夜24時よりテレ東系列にて放送が、Prime Videoにて毎週火曜日より最速配信がそれぞれ控える。原作マンガでは、記憶喪失の主人公というユニークな設定、魅力的なキャラクターたち、高校野球のリアルを描き出すドラマ、ギャグとシリアス要素の絶妙なバランスが人気を博している。
イベントでは2話分の最速上映が行われたのち、本作にてメインキャストを務める増田俊樹さん(清峰葉流火役)、宮野真守さん(要圭役)、阿座上洋平さん(藤堂 葵役)、島﨑信長さん(千早瞬平役)、梶裕貴さん(山田太郎役)の5名が登壇し、舞台挨拶を実施。作品トークを繰り広げ、初めて作品を視聴した観客と感想を共有した。
野球アニメ初心者でも大丈夫、キャスト陣が選ぶお気に入りシーン大公開
この日出演したキャスト陣がステージに呼び込まれると、早速それぞれが選んだ2話までのお気に入りシーンを紹介するコーナーへ。トップバッターの阿座上さんは2話で繰り広げられた、藤堂と千早に対し野球を一緒にやろうと誘うシーンを挙げ、このあとに展開される群像劇を演じたあとに振り返ると改めて大切なシーンだと想いを寄せた。
続いて、島崎さんは同じく2話、藤堂と千早がマウンドから立ち去ろうとする際に、清峰から名前を覚えられたシーンをチョイス。ここでは”強い奴に名前を覚えられる”という悔しさと嬉しさとが交錯する心情について、嬉しくなっちゃうところが人間らしいとコメントし、共感の声が相次いだ。
変わって宮野さんは1話のはじめ、山田と初めて出会うシーンを選び、初対面にも関わらず謎のギャグを披露した要に「面白くない」とシュールなモノローグを切り込む山田に対し、最高に面白いと太鼓判。これに補足する形で梶さんは、同シーンにおいて、某国民的キャラクターを彷彿とさせる口調で要が「特別大公開~」と言っているので是非チェックしてほしい、と楽しみ方も教授した。
アフレコ現場の裏側暴露、ゲーム企画で宮野節炸裂
続いて話題はアフレコ時の雰囲気や印象へと移り、ここでは宮野さんのアフレコでの言動が多数暴露。まず阿座上さんはアフレコ現場は”いい緊張感があった”とした上で、ガヤ(裏で喋っている会話)においてアドリブを求められた際に宮野さんとアドリブ合戦に発展したことを明かした。
また、ここでは梶さんが山田を演じた際、山田のセリフは7~8割がモノローグで、実際はあまり喋っていない点に気づいたとコメントすると、宮野さんも大共感。こちらもオンエアの際、どれだけ山田が喋っていないかも見てほしいと語った。
ここで、新情報発表として、主題歌音源を用いた新PVを公開…する前に、ただ普通に見せても捻りがないとして、新PVお披露目を賭けたミニゲームコーナーへ。お代に対する5人の答えをできるだけ揃える「以心伝心ゲーム」ではまず「野球でやってみたいポジションは?」という設問が投げかけられ、宮野さん中心に考えようという戦略を立てる。
結果、続々と要のポジション「キャッチャー」と答えていくなか、宮野さんはまさかの「右ダイドベンチ」と回答。他の4人から総ツッコミを食らうものの、第2話を観ると間違ったことは書いていない…として、会場は大爆笑に包まれた。
続く、20秒で自身の演じるキャラクターを”NGワード”抜きで紹介せよ、という「NGワードゲーム」では各キャラを象徴するワードが並ぶ中、島崎さんと宮野さんが大暴走。特に宮野さんはNGワード「パイ毛」(前述の山田に見せたギャグ)を逆に的中させ連発、会場は終始笑いに包まれた。
その後、絶体絶命となったPV公開に対する救済措置として、一発ギャグやVフリを繰り広げなんとか映像を観客と視聴者に届けると、ステージはあっという間に50分を超え、終了の時間へ。最後にコメントを求められた出演陣、初めに梶さんはMrs. GREEN APPLEが担当したオープニング主題歌「ライラック」について、曲名の花言葉は「友情」であることを知ったと素敵な情報を共有。
これに続き島崎さん、宮野さん、阿座上さんはキャストとスタッフが一丸となってそれぞれの仕事を高め合い作り上げたと思いを綴り、最後に増田さんが歴史に残る作品になっていると伝え、4月の放送開始への期待感を誘った。
メインキャラクター情報
【清峰葉流火(きよみね はるか) CV:増田俊樹】
都立小手指高校一年。中学時代に完全無欠と評された、圧倒的なフィジカルから繰り出す 140 キロオーバーの直球が武器の剛腕投手。打撃のセンスも抜群の天才肌だが口数少なくコミュニケーション能力に難あり。幼馴染の圭とバッテリーを組んで野球をすることにこだわっている。
ポジション:投手、投打:右投右打、身長:185cm、誕生日:12 月 10 日、血液型:B 型
【要圭(かなめ けい) CV:宮野真守】
都立小手指高校一年。
冷静沈着なリードでチームを勝利に導く“智将”と評された名捕手。卓越したバットコントロールで広 角に長打を打てる技術と勝負強さも兼ね備えていた。ただ現在は記憶喪失のため野球の腕は素人同然。 さらに人格も素直で緩い性格に変わり、時折変なギャグを発するようになってしまった。
ポジション:捕手、投打:右投左打、身長:172cm、誕生日:4 月 15 日、血液型:AB 型
【藤堂 葵(とうどう あおい) CV:阿座上洋平】
都立小手指高校一年。
豪快なバッティングが持ち味の強肩強打の遊撃手。性格は直情的で、初球からフルスイングでいくなど 力強いプレースタイルを誇る。派手な風貌だが真面目な努力家でストイック。
ポジション:遊撃手、投打:右投右打、身長:181cm、誕生日:8 月 31 日、血液型:O 型
【千早瞬平(ちはや しゅんぺい) CV:島﨑信長】
都立小手指高校一年。
巧みなバットコントロールと俊足で塁をかき乱す二塁手。技術と理論に基づいたプレースタイルで、野 球の知識も豊富。斜に構えた性格だが、部員へのアドバイスをするなどチームの頭脳としても機能して いる。
ポジション:二塁手、投打:右投両打、身長:167cm、誕生日:9 月 28 日、血液型:A 型
【山田太郎(やまだ たろう) CV:梶 裕貴】
都立小手指高校一年。
派手なプレーはないが真面目に練習を積み重ねた堅実な選手。穏やかで優しい性格で、チームメイトか らの信頼も厚い。部内一番の常識人でツッコミ役。脳内ツッコミがキレキレである。
ポジション:捕手、投打:右投右打、身長:164cm、誕生日:3 月 3 日、血液型:O 型
『忘却バッテリー』 作品情報
原作:みかわ絵子(集英社「少年ジャンプ+」連載)
試合制作:高嶋栄充
監督:中園真登
アニメーション制作:MAPPA
©EM/S,K,M©みかわ絵子/集英社