ドラマ化でも話題の『妻、小学生になる。』2024年内アニメ化へ 亡き妻が小学生になって現れる、家族再生物語


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累計部数300万部を突破した芳文社刊のマンガ作品「妻、小学生になる。」について、昨年発表されていたTVアニメ化の続報として、2024年内に放送される予定であることも発表された。ティザービジュアル、スタッフ情報、原作者と監督からのコメントも明らかになった。

『妻、小学生になる。』は「週刊漫画TIMES」(芳文社)にて連載されていた村田椰融によるマンガ作品。愛する妻・貴恵を10年前に亡くした夫の前に、生まれ変わって10歳の小学生の姿になった妻が現れるというストーリーにはじまり、夫と娘が廃人のような生活を送っていたが、小学生になった妻のおかげで生きる喜びを取り戻す家族再生物語となっている。2022年には堤真一、石田ゆり子、蒔田彩珠らの豪華キャストでテレビドラマ化もされ、老若男女問わず感動の声が上がり、話題となった。

今回、そんな本作のTVアニメが本年内に放送予定である方が決定したことにあわせ、新たにティザービジュアルがお披露目に。解禁されたティザービジュアルでは、小学生になった妻と夫が絶妙な距離感でベンチに腰掛け、その後ろに二人を見守るかのように亡くなった妻が佇むシンプルなデザインとなっているほか、「愛とは、たとえ苦しくても相手の幸せを願えること」というキャッチコピーも。

テレビアニメ放送決定に伴って、スタッフ情報も発表となった。監督に阿部記之、シリーズ構成・脚本に平林佐和子、キャラクターデザインに関川成人、制作はスタジオ サインポストとなっている。

原作者の村田椰融はアフレコ現場を見学したそうで「漫画やドラマのファンの人にも満足していただけるような出来になっていると思います!」とTVアニメ化に期待が膨らむコメントを寄せ、原作に打ちのめされたと語る監督の阿部記之は「圭介と貴恵は、リアルなヒーローとヒロインに見えてきます。ご期待ください。」とメッセージを寄せている。以下、コメント全文。

作家陣によるコメント

村田椰融コメント
ーーアニメ化を聞いた時のお気持ち
ドラマ化に加え、アニメ化もされると聞いて驚きました。とても嬉しかったです。夢のひとつでもあったので、夢を叶えられたと思いました。作品を選んでくれたプロデューサーさん、担当さん、読者さんに強く感謝しました。

ーーアニメに期待している事
漫画の絵が動くことが単純に嬉しいです。声優さんがどんなふうにキャラクターを演じるか、またOPやED、劇中のBGMなど、音楽と合わさった世界観もどうなるか気になります。
アニメならではの演出、補填されたシーンなども、いち視聴者として楽しみたいです。

ーーファンに向けて一言
一度アフレコの現場を見学させていただきましたが、この作品の制作に関わるすべてのスタッフさんが、このアニメをいいものに仕上げたいという熱意を持って向き合っているよう感じられました。漫画やドラマのファンの人にも満足していただけるような出来になっていると思います!

阿部記之監督コメント
ーー原作を読んでの感想
話の導入こそ、コメディー風の転生ものですが、愛する人との永遠の別れと、残された者の生きざまを真正面から描いた作品。
私は初め、フィクションにありがちな ‘特別な魔法の力’ によって、幸せを手にできるエンディングを想像していたので、打ちのめされました。

ーーアニメ化に際して特に注力している事
原作が時間をかけて丁寧に表現しているたくさんの感情を 残念ながら全部を描くことはできなかったので、これをどうまとめていくか?
原作の先生からも意見を伺いつつ、より一層家族中心に描いております。

ーーファンに向けて一言
特別な魔法の力がなくても愛する者のために、主人公が最後はポジティブに力強く行動します。アニメ的な都合のいいエンディングではないですが、圭介と貴恵は、リアルなヒーローとヒロインに見えてきます。ご期待ください。

©️村田 椰融/芳文社・妻小プロジェクト

著者 編集部 アニメ情報担当