『ゾンビランドサガ』”洋館”のモデルになった唐津市の聖地を修復―1,000万円をふるさと納税×クラファンで募る
佐賀県唐津市とふるさと納税サイト「さとふる」は2日、ふるさと納税を活用したクラウンドファンディング企画として「私たちなおしたい! 唐津市の明治の洋館修復プロジェクト」の寄付受け付けを開始した。
本プロジェクトは「さとふるクラウドファンディング」の一環として、昨年も同プロジェクトについて寄付を募集しており、目標金額に対し255%達成となる250万円以上の寄付が集まっていた。今回のクラファンではアニメ『ゾンビランドサガ』の聖地としても知られる佐賀県唐津市・旧三菱合資会社唐津支店本館の修復資金として1,000万円を募る。
同館は現在、「唐津市歴史民俗資料館」として明治時代の洋館を保存した建物として、アニメ『ゾンビランドサガ』では作中に登場し”聖地”として脚光を浴びていた。2018年には特別公開も行われ、主催の想定を超える来場を記録していた。
本プロジェクトはそんな同館の老朽化による修復整備事業への充当が主な目的としており、支援者の返礼品には唐津市呼子の「いかしゅうまい」「イカ姿造り」や佐賀牛、唐津みかんといった佐賀の名物が用意されている。
本プロジェクトの開始にあたり、唐津市は「2022年度は、皆さまから目標額を大きく上回るご支援をいただき、地質調査、構造調査、劣化防止のための応急措置など行うことができました。これもひとえに皆さまのご支援の賜物であります。改めて御礼申し上げます。」と前回への感謝のコメントを寄せたほか、続けて「2023年度も、調査や耐震補強案の作成など、整備のための作業を行います。今後数年かけての保存整備事業となり、通年での公開までもうしばらくお待ちいただくことになりますが、公開後は、より多くの方に訪れていただけるよう取り組んでまいります。どうぞ温かいご支援をよろしくお願いいたします。」とした。
私たちなおしたい! 唐津市の明治の洋館修復プロジェクト
目標寄付額:10,000,000円
受付期間:2023年10月2日~2024年1月5日