ソニーG、決算説明会でYOASOBI「アイドル」の爆発的ヒットをスライドで紹介 海外展開にも期待感
ソニーグループは9日、自社の2024年3月期第1四半期の決算を公表し、同日16時より行われた「2023年度 第1四半期 業績説明会」にて同社が手掛ける各事業部門ごとの詳しい業績と今後について紹介した。
中でも音楽分野に類される同社子会社・Sony Music Groupの国内音楽ハイライトにおいて、今春大ヒットを記録したYOASOBI「アイドル」に関する言及が全面スライドとともに見受けられた。同楽曲は本年4月に放送されたTVアニメ『【推しの子】』のオープニング主題歌として、4月12日より各種音楽ストリーミングサービス配信がスタート。Billboard Japan調べにおいて史上最速でのストリーミング3億再生を突破し、総合ソングチャートでも16週連続で1位を記録するなど瞬く間にJ-POPシーンを席巻した。
当該スライドでは「人気は日本国内にとどまらず、BillboardグローバルチャートにおいてJ-POP史上最高の7位を獲得した」という世界的なヒットにも触れつつ「日本アニメのグローバル市場での成長を追い風に、SMEJ(Sony Music Entertainment Japan)が注力してきたアーティストの海外展開が加速することに期待しています」と述べていた。
なお、本発表会では同社子会社が運営する北米圏向けアニメ配信サービス「Crunchyroll」の有料会員数が7月に1,200万人を突破したことも言及されており、アニメーションビジネスによるグループ全体の今後の成長にも期待が高まる。