待望の3期を来年に控えるアニメ『ゆるキャン△』メインキャストらが集結したイベントが開催 朗読劇や生歌唱など展開


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2018年1月より第1期アニメの放送スタートし、キャンプブームを巻き起こした『ゆるキャン△』。そんな本作について、去る7月9日(日)に埼玉・ウェスタ川越にて、映画『ゆるキャン△』スペシャルイベント「1周年感謝祭 \イチネンダヨ/」が開催された。

イベントには各務原なでしこ役の花守ゆみりさん、志摩リン役の東山奈央さんをはじめおなじみのメインキャストに加え、オープニングテーマを担当する亜咲花さんも登壇。さらに、イベント内ではすでに制作決定が発表されていたTVアニメ『ゆるキャン△』第3期の放送が2024年に行われることも明らか人。ますます本作への期待が高まることとなった本イベントの「昼公演」の模様をお届けする。(オフィシャルレポート)

映画の思い出話から朗読劇が展開

会場外の交流広場には『ゆるキャン△』キャンピングカーや、志摩リンが愛用するバイクの展示が行なわれ、多くのファン、通行人が足を止めていた。「昼公演」には松澤千晶が司会のもと、各務原なでしこ役・花守ゆみり、 志摩リン役・東山奈央、大垣千明役・原紗友里、犬山あおい役・豊崎愛生、斉藤恵那役・高橋李依、そしてOPテーマ「Sun Is Coming Up」を歌唱した亜咲花が登壇。バラエティに富んだコーナーで盛り上がった。

まずは「朗読劇」からスタート。作中でなでしこたちが開設した「ふじかわ松ぼっくりキャンプ場」が1周年を迎えるということで、アニバーサリーイベントのアイデアをあれこれ考える5人。「キャンプ道具を並べて自由に見てもらえるようにしたい」(リン)や「リンのバイクの展示」(斉藤)、「野外コンサートをしたい」(千明)など、妙案が次々に飛び出す。最後に千明から「テーマは『祭り』だ!」と提案され、いよいよイベント当日へ。
「ズラ―!」の掛け声で「スペシャルイベント」が幕を開けた。

客席、そして配信を楽しむファンに向けてのあいさつが終わったあと、最初のアトラクション(コーナー)は「キャンプ場ができるまで」。大スクリーンに映し出される映画の名シーンを観ながら思い出話を披露していく。
なでしことリンが一緒に温泉に浸かりながら未来を語り合うシーンを受け、花守さんと東山さんは「こんな素敵な大人になって……とアフレコ現場で、みんなでしみじみしたのを覚えています」と語っていた。

続いてのアトラクションは「場内案内を作ろう」。5人で手分けしてキャンプ場の場内案内をイラスト付きで完成させていった。
トップバッターの豊崎さんが(斉藤の愛犬)ちくわを大きめに描いたり、原さんが「100人入れるトイレ」を提案したりと、個性的な案内板が完成! 最後に、高橋さんが「ふじかわ松ぼっくりキャンプ場 ~トイレあります。たくさん。\ココダヨ!/~」とタイトルをつけ、場内からは笑いと拍手が上がっていた。
なお、こちらの看板は終演後、会場のロビーに飾られた。

亜咲花さんが「Sun Is Coming Up」熱唱!各人からのコメントも

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続いては、朗読劇で千明が提案した「野外コンサート」。亜咲花さんが登場し、「Sun Is Coming Up」を歌唱。「東山さんと映画を観に行ったとき、『ちょっと大人っぽく歌いすぎたかもしれません』と伝えたのですが、すごくほめてくださって。レコーディングのときのモヤモヤが一気に晴れました」とエピソードも披露した。
また、この日は残念ながら会場に来られなかった佐々木恵梨さんがビデオメッセージとして映像出演。ギターの音に乗せて「ミモザ」を歌い上げた。

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ここでふたたび朗読劇。感謝祭は大成功に終わり、2年目、そして100年目に向けて想いをはせる5人の、希望に満ちた会話が展開した。

告知コーナーでは2024年放送予定の『ゆるキャン△ SEASON3』のティザービジュアルが初公開された。さらに、これまでのシリーズで監督を務めてきた京極義昭氏、新監督の登坂晋氏からのメッセージも紹介され、場内から拍手が沸き起こった。

2024年放送決定!アニメ『ゆるキャン△ SEASON3』制作はエイトビットが担当&監督は『ヤマノススメ』などの登坂晋に

イベントは早くも終了の時間。最後に、出演者から以下のようにメッセージが贈られた。
「私が初めて『ゆるキャン△』に出会ったのが17歳のときでした。あれから7年経ちます。これからも音楽で作品を彩っていきたいと思っていますので、もし機会があればよろしくお願いします!」(亜咲花さん)

「今日は『ゆるキャン△ SEASON3』の新情報も発表されました。(バトンを渡す)京極監督からは『新たな魅力』という言葉も出ましたし、これからも『ゆるキャン△』を楽しんでいきたいと思います!」(高橋さん)

「映画は『大人』が大きなテーマだったと思うのですが、作品ではみんながトラブルを楽しんでいるんですよね。それもひとつの『大人』なんだろうな、と思いました。みなさんも、これからも日々の疲れを『ゆるキャン△』で癒してください!」(豊崎さん)

「先日、映画スタッフの方とお話したのですが、1年経ってもまだまだ情熱が薄れていないんですよね。本日のイベントで『ゆるキャン△』がたくさんの方に愛されているのが改めて伝わりました。その想いは『SEASON3』につながっていくと思います!」(原さん)

「上映から1年、打ち上げでお会いしたスタッフさんのなかでも『素晴らしい作品を作り上げたんだ』という達成感がまだまだ残っているのが伝わってきました。『SEASON3』では舞台が高校生のころに戻りますが、その延長線上が映画の世界につながっているのがわかると思います。これからも応援よろしくお願いします!」(東山さん)

「行く現場で『ゆるキャン△』のファンです、という声を聞くと、なでしこに声をあてていないときもうれしさがあふれてきます。私が『ゆるキャン△』で大好きなキャッチフレーズに『きっと、そらでつながってる。』があるのですが、『SEASON3』は魂、空気、季節がつながった作品になっていると思います。きっとみなさんに楽しんでいただけると思いますので、これからもアニメ、原作をよろしくお願いします!」(花守さん)

最後は花守さんの「ズラ―!」の掛け声でイベントは幕を閉じた。

映画『ゆるキャン△』キャラクターデザイン・佐々木睦美より感謝を込めたスペシャルイラスト

映画『ゆるキャン△』スペシャルイベント「1周年感謝祭 \イチネンダヨ/」イベント開催概要
開催日程:2023年7月9日(日)
会場:埼玉・ウェスタ川越
出演:花守ゆみり、東山奈央、原紗友里、豊崎愛生、高橋李依、亜咲花
司会:松澤千晶

©あfろ・芳文社/野外活動プロジェクト

市井

著者 市井
オタク総研媒体統括 兼 合同会社サブカル通信社執行役社長。専門領域はアニメ、テクノロジー(ガジェット)、プログラミング、コンテンツビジネス。PRプランニングやIP調達なども担当しています。新作アニメ、海外スマホ、東南アジア好き。