TVアニメ『アークナイツ』振り返り上映会レポート 黒沢ともよ&渡邉監督が魅力を熱弁
本日11月25日(金)にテレビ東京系列にて第5話が放送されるTVアニメ『アークナイツ【黎明前奏/PRELUDE TO DAWN】』について、11月14日(月)にトーク付き上映会が新宿ピカデリーにて開催された。
【以降ネタバレを含む内容です。未視聴の方はご注意ください】
本イベントでは同作にてアーミヤ役を務める声優の黒沢ともよさんと監督の渡邉祐記さんをゲストに招いて、放送されたアニメ本編1~3話の振り返りと第4話以降の見どころにまつわるトークが繰り広げられた。また、ゲームの公式生放送でお馴染みの山口慧さんがMCを担当した。
第3話までの注目ポイントを訊かれた黒沢さんは「第1話は、アーミヤがちょっと指を開いたり、手を出そうとしてやめたりするシーンが沢山あるので、そういった動きに注目してほしいです。第2話はレユニオン兵と戦う時に、ドクターを守るアーミヤが、ピントが合っていないカットですら怖い顔をして、瞳孔がきらきら動いているんです。『生き物だ!紙とペンで命を産むってこういうことなんだ!』と感動しました。」と答えた。
続けて黒澤さんは「あとは、ニアールに『(アーミヤのアーツの使い方は)使う者の死を早める』と言われた時、アーミヤが声もなく微笑むんです。アニメ作品に参加すると、アフレコ段階でキャラクターがどういう子か100%分かることがありますが、監督たちの色々なエッセンスが加わった完成映像を見て、アーミヤの知らないところを知りました」と作品の魅力を熱弁。
それを受けて渡邉監督は「アーミヤだけでなく、キャラクターの性格は、一つの場面や一つの台詞で分かるわけではないので、アーミヤの今までの人生が乗っかったうえで描くことを意識しています。また、本編と合わせてオープニング映像にも注目してみてほしいです。このタイミングで、このキャラクターの、このカットが入っているのには意味があるので、最終話まで観ていただけたら感じとれるものがあるといいなと思います」と注目ポイントも挙げた。
また、制作面のこだわりを訊かれた渡邉監督は”音づくり”に言及し、「没入感を大事にしたいと、音響スタッフに伝えていました。5.1チャンネルサラウンドでも、ヘッドフォンで聞いても、ぐわんぐわんと音がするのですが、それはドクターの主観で追体験してもらえるようにこだわっています」と答えていたという。
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本作は5.1chサラウンド規格にて放送されており、映画館で体験するような迫力のある音で楽しむことができることも魅力の一つとなっている。
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第4話以降の見どころについて、黒沢さんは「第4話は新キャラがざっくざくです!日常パートもしっかりあるので、皆さんぜひ楽しみにしていてください」と答え、渡邉監督は「シリーズ構成の段階で、キャラクターが第1話からどのように変化していくかを細かく計算しました。第3話まででアーミヤは、一つの挫折を経験しています。一つ一つのカットに意味を付けて作っていますので、これからテラの大地の厳しさがいかに現れるか、ご覧いただければと思います」とコメントした。
最後に黒沢さんは、「私は作品やエンターテイメントで死や戦いを取り扱うことに敏感なのですが、それについて渡邉監督が納得するまで説明してくださり、理由があって避けられないという立ち向かい方をしている作品です。全身で作品を感じていただけたらと思います。応援よろしくお願いいたします」と話した。
また、渡邉監督は「良い作品を作ろうというのも、感染者も非感染者も助けたいというアーミヤの考えも理想論なのですが、でもやらないわけにはいかない。沢山の方々に協力いただき、良い作品になっているので、引き続きよろしくお願いいたします」と述べ、イベントは幕を下ろした。
最新第5話は本日11月25日(金)25時23分よりテレビ東京系列にて放送開始、明日26日10時より各種ストリーミングサービスへの配信が順次行われる。
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