「ガンダム増えたなぁ」と感じさせる、全世界投票企画が開幕!出馬できなかった機体を調査


「ガンダム増えたなぁ」と感じさせる、全世界投票企画が開幕!出馬できなかった機体を調査

バンダイナムコフィルムワークスは10月10日から「全世界“ガンダム”総選挙2025」を開催している。この企画は用意された候補(すべてガンダム)の中から、自分の好きなモビルスーツを選んで投票できるというもので、本年12月25日まで実施されている。

通常の選挙とは異なり、1日1回投票権が復活するのが特徴で、少しマイナーな機体であっても、自分の執念一つで得票数を稼ぐことができる企画となっている。

これまでの映像作品に登場したガンダムの中から、どれが一番人気があるのかを投票で決めるというのが「全世界“ガンダム”総選挙2025」の趣旨たが、今この時点に「ガンダム」の名を持つモビルスーツはとんでもない数存在する。

これに比例する形で、投票先もえらい数になっており、サイトではスマホだと投票したいガンダムを表示するまでのスクロールも、相当大変だ。スクロールしてもしても「MORE」が表示されるので、本当にとんでもない数のガンダムが出馬していることが分かる。

なお、投票にあたってはソート機能で任意のシリーズから選択することができるほか、検索機能もあるので、面倒なら「マタドールガンダム」のように機体名を入力して検索して、ささっと投票を終えると良いだろう。

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得票数1位のガンダムの新規描き下ろしイラストが公開予定!

今回出馬したガンダムは、前提としてアニメ作品に登場した機体からピックアップされており、雑誌媒体などの登場は出馬が見送られている。また、残念ながら映像作品が存在していたとしても出馬していないガンダムも存在する――筆者イチオシの「武者頑駄無」も、その代表格だ。

そんなこの企画。日本だけでなく世界各地から広く投票を呼び掛けており、見事各国のランキング1位に輝いた機体に関しては、2026年春を目処に新規描き下ろしイラストが公開されるとのこと。

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国によって人気のガンダムは異なるものだ。アメリカでは『新機動戦記ガンダムW』が最初に放送されたとの話もあり、当時アメリカでは放送にあわせた玩具も色々と発売されていたようだ。特にOVA作品『0083』のキャラクターのフィギュアまで発売しているのはデラーズファンとしてなんとも羨ましい限り。

玩具とアニメの思い出は基本的にニコイチで結びつくため、シリーズに思い入れの強い外国のファンも多いのかもしれない。

総選挙に出馬できなかったガンダムとは

さて、突然だが3連休がとにかく暇だったので「全世界“ガンダム”総選挙2025」で出馬している機体一覧を片っ端からチェックしてみた。分かっていたことではあるが、ガンダムが相当増えていることに驚いてしまう。

そして先述した通り、公式サイトには載っていないガンダムも多数あるのだが、映像媒体でありながらも除外されたケースを発見してしまった。それは1999年に日米共同で制作された『G-SAVIOUR』。

こちら実写とCGを組み合わせたドラマで、当時は初代『機動戦士ガンダム』放映20周年記念という立ち位置でも紹介された作品であるのだが、恐らく知名度的な点からか候補入りしていない。ただ、同じくCGで描かれた「Netflix」の『機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム』に登場したガンダムEXは出馬しているため、CGだからダメということではないはずだ。

また、『機動武闘伝Gガンダム』のデビルガンダム、グランドマスター、ウルベガンダム。旧シャッフル同盟あたりもいないが、その代わり各国代表の機体が全て揃っているので、問題はなさそうだ。(あとは『ピリキエンタ・ポーリス』の埴輪ガンダムもいないが、そもそもあれはガンダムなのかが不明なので仕方ない)

もしかすると他にも筆者が見落としているだけで、今回残念ながら出馬を見送った候補もいるかもしれない。

「俺のイチオシガンダムがいないじゃないか!」という方は、今回は仕方がないと涙を呑むとして、次回開催に期待しよう!とんでもない量のガンダムが出馬しているため、ファンはどれに票を入れるか悩むのではないだろうか…。(ちなみに僕はやっぱり初代RX-78-2ガンダムに投票いたしました!)

著者 松本ミゾレ