絶妙な“低予算感”で話題、クレしんスピンオフ『野原ひろし 昼メシの流儀』CGで踊るオープニング公開

「クレヨンしんちゃん」公式スピンオフ漫画『野原ひろし 昼メシの流儀』のアニメ化が10月3日(金)よりBS朝日にてスタート。順次ストリーミング配信も始まるなかで、演出や作画など多方面で注目が集まっている。
本作は一般的なアニメ作品とは異なる制作手法を取っている点が特徴的で、「鷹の爪」などで知られるディー・エル・イーの新事業「オルタナティブ・アニメ」が制作を担当している。同事業はミドルクオリティ(中品質)のアニメーションを低コストかつ短期間で制作することをコンセプトに展開しており、金銭的、時間的コストを抑えることでより迅速なコンテンツ供給を実現する。
そんな同作より、この度ノンクレジットオープニング映像が到着した。映像はMega Shinnosukeが歌うオープニング主題歌「ごはん食べヨ」に合わせてひろしが踊る、不思議なダンスが見どころとなっている。
放送後、SNSでは「CGで動いてるOPは感慨深いものがあるな」「野原ひろしがぬるぬる動いてる」「OP、CGで踊ってて草」「野原ひろしもCGで踊る時代か」などひろしのダンスに様々な声が寄せられ、話題を呼んでいる。
『野原ひろし 昼メシの流儀』は人気キャラクター漫画「クレヨンしんちゃん」の公式スピンオフ作品として、しんちゃんの父・野原ひろし(35)の昼メシにまつわる出来事を塚原洋一が描いたメシ漫画である。サラリーマンとして家族のために働くひろしが、限られた小遣いと時間の中で昼メシにこだわり抜く姿を描き、累計発行部数は紙と電子を合わせて80万部を超えている。さらに「まんがクレヨンしんちゃん.com」での累計ページビュー数は2025年9月時点で510万PVを突破した。
本作の人気の理由について、単なる食レポではなく料理のトリビアや作り方に加え、「後輩への奢りの悩み」「営業の合い間の時短メシ」「上司の愚痴」といったサラリーマンならではの「あるある」が詰まっていることから、大人世代の男女を中心に共感を得ていると分析されている。また原作「クレヨンしんちゃん」らしいギャグとシュールな笑いも盛り込まれており、料理ごとに見せるひろしの様々な「顔芸」も魅力の一つとされる。
(C)臼井儀人・塚原洋一/「野原ひろし 昼メシの流儀」製作委員会