昨夏発生した「にじさんじ」海の家問題、1年越しに対応報告 運営が特定と法的措置を実施していた

ホビー販売やイベント企画などを手掛ける株式会社CyberZは1日、2024年8月に同社が運営した「にじさんじHEROES 海の家」で発生した特典コースターの取り扱いに関する問題について、関係者を特定し厳正な対応を実施したと発表した。
この問題は、2024年8月に神奈川県の逗子海岸で期間限定開催された人気VTuberプロダクション「にじさんじ」とのコラボレーション企画「にじさんじHEROES 海の家」において、来場者特典であるコースターの配布を巡り、現地運営スタッフによる不適切な接客や対応があったとされるもの。
当時、SNS上では特定の客に有利に配布するなど提供が適切に行われていないといった声が上がったり、コースター商品に関する対応問題が指摘されたりしており、同社は調査を行うと発表していた。
「にじさんじHEROES海の家」運営に関するご報告 https://t.co/4xymGfwD7N pic.twitter.com/SDHPpdn4uV
— にじさんじHEROES海の家_運営アカウント (@heroes_uminoie) September 1, 2025
当時の発表から約1年、同社は本件の進捗を報告。「お客様へご不安やご心配をお掛けしまたこと、謹んでお詫び申し上げます」と改めて謝罪。その後の調査について、特典コースターの製造会社や当局の協力のもと「本件に関与した該当人物を特定し、法的な責任の追及を含む厳正な対応を実施いたしました」と説明した。
公表までに時間を要したことにも触れた上で、今後に向けて「再発防止に努め、管理体制の強化およびスタッフの教育を徹底し、お客様の信頼回復へ向け、全社一丸となって取り組んでまいります」としている。