「にこにこ、ぷん」が令和に復活 声優と楽曲を一新しYouTube配信などを予告

NHK「おかあさんといっしょ」の人形劇コーナーとして1982年から1992年までの10年間放送された人気シリーズ「にこにこ、ぷん」が、令和の時代に新たな形で復活することが7日発表された。
懐かしのキャラクター「じゃじゃ丸」「ぴっころ」「ぽろり」で知られ、累計2,000話以上の物語が制作されてきた同作品。今回の復活では、選りすぐりのエピソードをもとに声優と楽曲を一新したパペット人形劇「にこにこ・ぷん NEO」として再構成される。
公式YouTubeチャンネルが開設され、現在ティザー映像を公開中。本編映像は23日より順次配信を開始する予定で、知育や食育をテーマにしたオリジナル映像コンテンツの配信も計画されているという。
あわせて、懐かしさと新しさを融合させたデザインによる雑貨、アパレル、ぬいぐるみなどのグッズ展開も決定。こちらの発売は8月下旬より順次開始される。
復活を記念して「じゃじゃ丸」が23日と24日にさいたまスーパーアリーナ コミュニティアリーナで開催される「こどもまんなかキッズフェス」に登場し、イベント会場ではオリジナルポストカードがプレゼントされる。
キャラクター情報
「じゃじゃ丸」(ふくろこうじ・じゃじゃ丸)
ウラオモテ山猫の子ども。力が強くて敏しょう。性格は親分肌の野性派。3人のリーダー的存在。現実主義者で、生きぬいていくための知識はたっぷり持ち合わせている。3人の中でただ一人字が読めない事、数字は4までしか数えられないことに、劣等感を抱いている。いわゆるいじめっ子タイプではあるが、根は優しくて寂しがりや。時には思わぬ義きょう心を発揮することも。
「ぴっころ」(ふぉるてしも・ぴっころ)
「ふん」ボルトペンギンの子ども。おしゃまでファッションに敏感。面倒見がよくしっかり者だが、気が強く口がまわる。「可愛い」が最大級の褒め言葉と思っているが、女性を軽視した発言には色をなして反論する。怒るとジャンプをして地響きを起こして二人をよろけさせる。(どんぴょん)
「ぽろり」(ぽろり・カジリアッチIII世)
ねずみの子ども。海賊の名門、「ねこいらず・カジリアッチ」を祖先に持つ。スタイリスト(おしゃれ、気取り屋)。何かにつけ家柄や頭の良さを鼻にかける傾向があるが、頭が良く謙虚で優しい性格。気が弱くて泣き虫。しかし、発明に関しては天才的な才能を発揮する。
「かしの木おじさん」
博識でやさしく、島の生き字引的存在。普段は居眠りをしているが、いったん目をさますと、きわめて頼りになるおじいさん。当然の事ながら歩けないが、鳥や動物が手足になって働く。ヤシ酒に目がない。
「はなばなガールズ」
作者のミーハー気質とご都合主義が生み出した、奇怪な歌う花々。インターミッションとエンディングに登場。紅白歌合戦に出るのが夢。ケシ科の珍種らしい。