第2期完結『薬屋のひとりごと』最終話直後に北米ファン大興奮!声優の「これ、毒です」アフレコに熱狂


第2期完結『薬屋のひとりごと』最終話直後に北米ファン大興奮!声優の「これ、毒です」アフレコに熱狂

7月3日から6日まで、アメリカのロサンゼルスにて開催された北米最大のアニメコンベンション「Anime Expo 2025」にて『薬屋のひとりごと』のパネルイベント【The Apothecary Diaries S2 Guest Panel】が開催。猫猫役 悠木 碧さんと子翠/楼蘭役 瀬戸麻沙美さんが登壇した。

会場内には、北米の「薬屋」ファン2000人が集結。猫猫、壬氏、そして子翠のコスプレに身を包んだ人たちの姿も見られ、開始前から場内は熱気に包まれていた。悠木、瀬戸が登壇すると、さらなる大歓声が巻き起こり、悠木からは「Hello AX!Are you enjoying The Apothecary Diaries? I’m very happy to be here with you just after the Season 2 finale. Please have fun today!」と英語であいさつすると、会場からは「アオチャンカワイイーーー!!」と日本語でのレスポンスが撒き起こる。

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さらに瀬戸からは「Hello everyone! I’m so happy to join the Anime Expo stage with Aoi-san this year! Please enjoy the show!」と手元に用意したメモを見ながら英語であいさつ。すると、悠木から「瀬戸ちゃんカンペ見てる!」とばらされる一幕も。

今回のイベントは、北米時間で7月4日(金)夕方、日本時間では7月5日(土)朝に実施されており、まさに最終回放送直後。そんなタイミングでのイベント実施について気持ちを聞かれると、瀬戸からは「ここまで薬屋を毎週見て、心を動かされた皆さんと今このタイミングで会えることが素晴らしく、幸せです。」と感動を共有した。

『薬屋』名シーンを生アフレコ!裏話に北米ファン興奮

そして、ステージでは過去の猫猫と子翠のシーンの生アフレコが披露されることに。はじめに披露されたのは、第25話「猫猫と毛毛」よりふたりの出会いのシーン。シーンが披露されるとさらなる大きな歓声が。

悠木は、「この状況での生アフレコの披露、すごく緊張します…!」というと、瀬戸は「碧さんが一緒なので安心したのと、一つセリフを入れるたびに皆さんがリアクションを取ってくれるので新鮮です」と感想を話した。

そして、第2期から登場した子翠のキャラクター作りについて聞かれると、「とにかくテンションを上げて!とディレクションがありました。ここまで見ていただいている皆さんならわかると思いますが、楼蘭と子翠のギャップをつけたいという狙いがあったからです。とくに楼蘭を演じる時は、目的を完遂するための“意思”をにじませることを強く意識していました。子翠として演じる時は、目的のために動いている面はあるものの、猫猫と小蘭と過ごしているときは子翠の本音の部分や、この関係性、笑顔も嘘ではない、ということが伝わるように演じることを意識していました。」と話すと会場からは、感嘆のため息も聞かれた。

さらに、ふたりの関係性の作り方について聞かれると、悠木からは「瀬戸ちゃんとふたりで芝居しているときは、猫猫と子翠の間柄に自然となっていて、あまり意識をしたというよりはスッとこの空気感になっていた気がします。心地いいふたりの距離感を作っていきました。」と語った。

次に披露されたのは、放送時とても反響の大きかった第45話「蟇盆」より、猫猫が子翠と呼ぶか楼蘭と呼ぶか迷うシーン。緊迫感あふれるシーンの披露に、観客は息をのんで生アフレコを見守り、披露が終わるとスタンディングオベーションが起こり、割れんばかりの拍手で会場が包まれた。ファン、そして司会者も涙ぐみながら進行されるような一面も。

そして、子翠のラストシーンについてどう演技プランをしていたのかを聞かれると、瀬戸は「最初から結末はわかっていて演じていました。コミックスをアフレコの参考にしながら読んでいたんですけど、最後の楼蘭の語りがすごいセリフ量があって。でもとても大切なシーンなので、アフレコの結構前から準備して挑みました。」というと、悠木からは「第41話の『狐の里』のアフレコで、「今日デート回だね!」って瀬戸ちゃんに言ったら、「最後のデートですね。」って返事が来て…!」と切り返す。

衝撃の発言に会場内もざわつき、瀬戸は「子翠としてはこの後の結末に向けての覚悟も決まっていたので、一足先にナーバスになってました…笑」と事情を説明。さらに悠木からは「猫猫からすると、新しい里に来て、文化などに興味津々なんだけど、子翠からすると全然違った見え方をしていたりもするんです。そんなヒントになるようなシーンがたくさんあるので、ぜひもう一度見直してほしいです。」と熱く語った。

最後はお決まりの…「これ、毒です」

そして、最後の1シーンとして披露されたのは、『薬屋のひとりごと』、そして猫猫の代名詞となったシーンでもある第6話「園遊会」での毒見シーン。シーンの映像が始まると会場内からは息をのむ声が。そして「これ、毒です」というセリフが出ると会場はこの日一番の盛り上がりに包まれた。

拍手が鳴りやまない中、このシーンのアフレコについて聞かれると、悠木は「このシーンはプロジェクトPV、本編でかなりディレクションも演じ方も違っているのでぜひ聞き比べてみてほしいです。今は、ものすごく自分に猫猫がなじんできたので、このシーンを見るとこの毒スープおいしいのかな…なんて思ってしまったりもします。」と茶目っ気たっぷりに伝えた。

最後にふたりから、会場に集まった皆さんへのメッセージが寄せられた。

瀬戸「今日は会いに来てくれてありがとうございます。みなさんの熱量を肌で感じました。薬屋の話をしているときのみなさんのリアクションが本当にうれしかったです。続編が決まったとのことなので、引き続き愛して応援してくれたらうれしいです。」

悠木「今日は瀬戸ちゃんと一緒にロサンゼルスの皆さんにお会いできて本当にうれしかったです。みなさんの熱量が高く、ビシビシと伝わってきてとっても嬉しいです。今回は一緒に来れなくて本当に悔しがっていた壬氏も、皆さんの反応に喜んでいると思います。笑 続編があるということで、またいつか「薬屋」のお話をみなさんとできたらうれしいです。その時はまた暖かく迎え入れていただけると嬉しいです!」

著者 アニメ情報担当