PS5版『パルワールド』でセーブデータ消失不具合 全データを完全に削除する必要あり

ポケットペアは9日、モンスター育成オープンワールドサバイバルクラフト『Palworld / パルワールド』について、同タイトルのPlayStation 5版において、深刻なセーブデータ消失不具合が発生していることを発表した。
7月初頭より報告が上がったこの問題。詳しい調査の結果、PS5版では特定の操作により「セーブデータ(オートセーブ、バックアップデータを含む)が多数蓄積されることで、PS5本体側にシステムエラーが発生し、セーブデータの破損・消失する場合があることが確認された」という。
同社は本不具合への対応として、7月10日(木)に配信予定のv0.6.2アップデートにおいて修正を実施する予定を伝えた。具体的には、セーブデータの保存件数を最大10件までに制限し、セーブシステム全体の安定性向上を図る。なお、すでに11件以上のセーブデータを保有している場合でも、自動的にデータが削除されることはないとしている。
一方、過去にPS5上で「CE-100022-5」または「CE-100096-6」のエラーを確認したプレイヤーについては、アップデート適用後も既に破損しているセーブデータが原因で再び同様の不具合が発生する可能性があるため、PS5の本体メニューからパルワールドの「全セーブデータを完全に削除する必要がある」と案内している。
同社は「パルワールドでは、すべてのプラットフォームにおいてセーブデータを端末(クライアント)側に保存する仕様のため、消失したデータを弊社側から復元をすることはできません」と説明し、影響を受けたプレイヤーに対して改めて謝罪した。
なお、自分がプレイした環境でエラーが発生しているかどうかはPS5本体のシステム設定にある「エラー履歴」から確認することができる。また、エラー発生前のデータがクラウド上に残っている場合、復元することができた、との報告もあがっている。
開発チームは「皆さまに安心してプレイしていただける環境を一日も早くご提供できるよう、開発チーム一同、引き続き尽力してまいります」とコメントしている。