ウマ娘運営、牧場見学のマナー違反に警鐘 遵守すべき「9か条」無断行為の改善求める

実在する競走馬をモチーフとしたキャラクターが登場するゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」の運営は9日、同作に関連した牧場見学において、マナー違反行為が発生しているとして改善を求める声明を発表した。
同運営によると、牧場見学の際に「一部の見学者が無断で敷地内に立ち入ってしまう、無断での撮影を行うなど、見学ルールやマナーを守られないケースが見受けられます」と問題が発生している旨を共有。
運営は牧場について「馬たちが生まれ、育ち、さらには余生を穏やかに過ごす場所であり、日々牧場の皆様が心血を注いでケアを行っている大切な暮らしの場です」と説明し、「馬は非常に繊細な生き物でちょっとしたことで驚いたり、ストレスを感じてしまうこともございます」として、見学者に対してルールやマナーの遵守を求めた。
牧場見学を希望する場合は、「競走馬のふるさと案内所」への事前確認が必要とし、各牧場への直接連絡は「牧場運営の妨げとなりますのでお控えください」と呼びかけている。そして見学時は「牧場見学の9箇条」として、遵守すべきポイントを挙げた。具体的には以下のとおり。
- 見学の可否は競走馬のふるさと案内所にお問合せください
- 見学時間は競走馬のふるさと案内所までお問合せください
- 牧場では牧場関係者の指示に従ってください
- 厩舎や放牧地に無断で入らないでください
- 大きな音や声を出さないでください
- 危険ですから絶対に馬に触らないでください
- 牧場内は禁煙です
- カメラのフラッシュはご遠慮ください
- 絶対に食べ物を与えないでください
また、運営は「馬を扱う牧場には、特有の生活リズムや、繁忙期などがありますので、知らずに現地入りしてしまうと、厚意で見学させてくれている牧場に、多大な迷惑をかけてしまうことも十分に考えられます」と指摘し、「ルール違反行為は今後の牧場見学の可否にかかわりますので、今一度ルールやマナーを遵守していただきますよう、ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします」として、ファンの協力を求めている。
同作品は実在する競走馬をモチーフとした設定上、馬名を借りている馬主をはじめとした関係者の協力により実現している。海外展開も進む中で、より多くのファンに改めて通達した格好となる。