『リゼロ』アニメ3期が本日再開!後編を観る前にチェックしたい、声優陣が選ぶ「襲撃編」の注目ポイントは
アニメ『Re:ゼロから始める異世界生活 3rd Season』について、本日2月5日(水)より後編「反撃編」が放送開始となるを前に、去る2月1日に本作のオールナイト上映が開催された。前編「襲撃編」を一気見したあと、放送前の9話も先行で観られた同イベントにはキャストを務める小林裕介さん、高橋李依さん、新井里美さん、安済知佳さんら声優陣が登壇。キャストトークを展開した。
MCの宣伝担当から[反撃編]のネタバレ禁止と念を押された4人。高橋さんはトークショーの前に、[襲撃編]一挙見イベントに備えてこの日まで3rd seasonを見るのを我慢した人がいると聞いたようで、実際に会場に尋ねると何人も手が挙がって4人共ビックリ! 小林さんから「これから[襲撃編]に関してはめっちゃネタバレするけど大丈夫?」と心配しつつ、安済さんが「じゃあ、私、誰って感じだよね?」と気が付き「すみません! 新しい大罪司教です」と謝るなど、和気あいあいとした雰囲気で開幕。
安済さんが収録で「愛」の気持ちを表すためにしていたこととは?
2024年10月に[襲撃編]の放送が始まってからの反響について小林さんは「すごく素敵なコメントをいただく機会が多くて。海外でもダイレクトに感想をいただいたりして。2nd seasonが我慢を強いられることが多かったのに比べて、3rd seasonはわかりやすい演出で進んでいったので、「そうそう! こういうのが見たかったんです!」という言葉が多かった気がします」とコメント。
また、3rd seasonからの参加となった安済さんは当時を「ドキドキしたし、嬉しかったです」「シリウスの最初の登場シーンを観て、「これが『リゼロ』だよ!」と言っていただけたのもすごく嬉しかったです」と振り返りつつ、初めてアフレコに臨んだ時について質問されると「本当に温かく迎えてくださって、それがめちゃめちゃ嬉しくて。楽しかった記憶しかありません」。「シリウスがしゃべり始める前まで温かい話だったこともあるかも」という小林さんに続けて新井さんも、「幸せだったね」としみじみ。
また安済さんは「ゆっけ氏(小林さん)が座長として温かく迎えてくれたのも印象的でした」と続けると、その話を聞いていた小林さんは「途中から入ってくれた人が疎外感を感じられたら嫌だなという気持ちは確かにありました。(リリアナ役の)山根さんは特にほぼ初めてレギュラーを一緒にやるからどうやって歩み寄ろうかなと思ったし。でもちかぺ(安済さん)は交流もあったからグイッと引っ張り込んで(笑)」と明かした。
3rd seasonで小林さんがこだわった点や高橋さんが苦戦したこと
その後はシリーズを通して出演している小林さん、高橋さん、新井さんへ、「3rd seasonになって意識して演じ方を変えたり、何かディレクションを受けましたか?」という質問が。小林さんは「スバルのカッコいい見せ場が多い」と紹介。しつつも、「決意や覚悟みたいなものを持った時…例えば、アナスタシアさんに騎士とはを説く時に、ただカッコよく言って調子にのっている風に聴こえるのは嫌だなと思って、「その見栄の切り方はスバルっぽいね」と思ってもらえるようにセリフ回しは考えました」とポイントを明かした。
また高橋さんは「2nd seasonで『試練』に挑んでいる時はずっと深刻なトーンで過ごしてきましたが、3rd seasonになったら「深刻過ぎる」とディレクションいただきました。一生懸命さの解釈が違って、求められたのは地に足をどっしり付けているけど一生懸命で。私が考えていた成長では理解できなくて」と苦心したことを振り返った。「だから一人だけ温度感が違うトーンでしゃべっているけど、「エミリアにとっての一生懸命だね」と視聴者の皆さん全員がわかるような、いいスパイスになればいいなと」。
苦しがるシーンは『リゼロ』ならではだし、こだわったので観てほしい
続いては[襲撃編]の思い入れ深い話数やシーンに関する質問へ。新井さんが素早く挙手し、スバルの演説をピックアップ。ガーフがスバルの顔を見た瞬間、スバルをぎゅっと抱きしめる様子を再現しながら「あのシーンをよく見てほしい。あの抱き付き方はミミと一緒!」と力説した。
また小林さんは「やっぱり『死に戻り』ですね。『リゼロ』の収録が始まると強い気持ちを持たないとメンタルがやられると思って挑んできましたが、1回1回の死に方が全然軽くなくて。台本の地の文を早口でしゃべるシーンは……」と言いかけると、安済さんが「あのシーン、好き!」とすかさず反応。小林さんも「今回ルスベルに一番、親近感が湧いて。だいたい苦しがるのはスバルだったけど、同じように痛みをルスベルくんが感じてくれたので、キャスト同士で「俺たちにしかわからない苦労がある」と意気投合したのを覚えています(笑)」と振り返った。
また、高橋さんからは「自分の身代わりに氷像を入れていたベッドに潜り込もうとして「冷たいっ! あっ、冷たくない!」というシーン」を頑張ったとして、20テイクほど繰り返したことを明かした。「普段の話し口調よりも更にかわいらしいく、リアクションもとてもかわいくしたいと思いました。そこが難しくも見どころでもあります」。
安済さんが選んだ[襲撃編]の印象的な回は「やっぱり1話」
そして安済さんは「1話は初参加ということもあり、ドキマギしてましたし、台本の内容もエグくて…。サブタイトルの意味もシリウスが表さないといけなかったので、プレッシャーもあり、ドキドキしながらやりました。」と印象を吐露。
続けて2話でエミリアと戦うシーンを挙げ、「Aパートは楽しい感じですが、Bパートではまさに憤怒するんですよ。Aパートを録った後に、「この後、Bパート録るの? 体力、大丈夫かな?」と。心の体力も声も大丈夫か、心配で。無我夢中で怒っていた気がします」と振り返り。
そんな心配事に対し、新井さんが「全然心配していたように感じなかったよ」と反応すると、安済さんは「仕上げも出来上がった映像を観たらすごくいい感じにしてくださって。「私、大罪司教やってる~」と気分が上がっちゃいました(笑)」と切り返した。
この他にも多数のトークが展開されたなか、最後に安済さんらからは「私たちもやっと[反撃編]を観られるんだ! という喜びもあります。実は数話観させていただきましたが、今言えることはラインハルトさんがマジでカッコいい! ヤバい! 最初の9話で反撃が始まったなというワクワクを感じると思いますので、楽しんでいただいて、SNSなどで感動を共有してください」とのコメントが寄せられた。
第59話あらすじ
第59話「混戦都市」
エミリアを取り戻すため、強欲の大罪司教レグルスの元に向かったスバルとラインハルト。彼らに続き、プリシラとリリアナは四番街の憤怒、ガーフィールとヴィルヘルムは一番街の色欲、ユリウスとリカードは二番街の暴食の大罪司教の元へと向かい、制御塔四ヶ所同時攻略の火蓋が切って落とされる。一方、叡智の書回収のために単独行動中のオットーは、街中で暴食の大罪司教ライと遭遇してしまう。
(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会