神奈川県、薬物乱用の啓発活動に『はたらく細胞』起用 若年層に「壊すな!キミの細胞!」ポスター訴求
神奈川県は、アニメ化や映画化などで人気を博する漫画作品『はたらく細胞』とコラボレーションし、再生・細胞医療の産業化および薬物乱用防止に関する普及啓発活動を実施する。
『はたらく細胞』は2015年より「月刊少年シリウス」(講談社)にて連載を開始、シリーズ累計1,000万部を超えるヒットを記録した単行本全6巻の「体内細胞擬人化マンガ」。2度のアニメ化を経て、昨年12月には永野芽郁さんと佐藤健さんのW主演で実写映画かも果たした。
同作は体の仕組みを分かりやすく解説する教育的な側面から、学校現場でも教材として活用されており、県の施策との親和性が高いことから「薬物乱用防止」の啓発などを込め、今回のコラボレーションが実現したと県側は説明している。
再生・細胞医療の取り組みとしては、アニメのキャラクターを起用したチラシを作成し、2025年1月から3月にかけて県内の中高生を中心に配布する。また、同期間中は県のホームページ上でもキャラクターが登場し、県の取り組みを紹介する。
薬物乱用防止に関しては、15秒のメッセージ動画を制作。この動画は、Tジョイ横浜やTOHOシネマズ海老名などの映画館、みなとみらい線元町・中華街駅での放映が予定されている。さらに、県公式YouTubeチャンネル「かなチャンTV」では3月末まで視聴可能となっている。
このほか、薬物乱用防止をテーマとしたチラシや啓発グッズも作成し、街頭キャンペーンや学校での薬物乱用防止教室で配布する。県では今回のコラボレーションを通じて、特に若い世代が自身の身体や薬物の危険性について考えるきっかけとなれればと期待している。
■薬物乱用防止 メッセージ動画放映について
放映場所:
・県内の映画館におけるシネアド(Tジョイ横浜、横浜ブルク13、TOHOシネマズ海老名)
令和7年3月7日(金曜日)から令和7年3月20日(木曜日)まで
・駅ホームドアのデジタルサイネージ(みなとみらい線元町・中華街駅)
令和7年1月13日(月曜日)から令和7年1月26日(日曜日)まで