全くの異業種と思いきや…大丸松坂屋百貨店、VTuber事業に参入 実は以前からアバター開発など注力


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大丸松坂屋百貨店が2025年、VTuber事業に参入する。同社が来春立ち上げ予定の新プロジェクト「EchoVerse(エコーバース)」において、タレントアバターのデザインを「キズナアイ」やポケモンカードのイラストで知られる森倉円氏が手掛けることが決定した。

大丸松坂屋百貨店といえば、全国に15店舗の百貨店運営や法人外商を行う老舗で、近年注目されるVTuberとの接点は無いように見える。しかし、同社は2021年からのインフルエンサー事業、2023年からのメタバース事業を展開しており、仮想店舗「バーチャル大丸・松坂屋」にて3Dモデルアバターの販売を行っていた。

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最近では「新春を彩る3D着物」アバターも販売

この度、同社によればこれらの新領域で培ったノウハウを活用するかたちでVTuber事業への展開を決定。第一弾となるLive2Dアバターのデザインは森倉円氏が担当する。

オーディションの募集期間は2025年1月24日までとなっており、合格者は「EchoVerse」所属VTuberとしてゲーム配信や歌動画の投稿などの活動を行う。同社は高品質なLive2Dアバターの提供をはじめ、マネジメントやサポート体制を整備し、所属VTuberの長期的な活動を支援する方針だ。

大丸松坂屋百貨店はメタバース事業参入時に、中期経営戦略において「リアル×デジタル戦略」を取っていることを踏まえた上で「加速するメタバースの世界において、新しい体験価値やビジネス機会の創出を図ってまいります。」と説明していた。この度の本プロジェクトを通じて「長く愛され、魅力が広く響き渡るVTuber」の育成を目指すとしている。

著者 編集部 経済・社会担当
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