アニメはまだまだ続く!原作最終巻発売の『呪術廻戦』キャストがイベント現地で生「じゅじゅさんぽ」
今年完結し、つい先日25日に原作単行本の最終巻が発売された集英社刊の人気漫画「呪術廻戦」について、去る21日に千葉・幕張メッセで開催された「ジャンプフェスタ2025」でのスペシャルステージイベントが開催された。
「呪術廻戦」は週刊少年ジャンプでの6年半の連載を経て、シリーズ累計発行部数1億部を突破する芥見下々氏による人気作品。2020年のTVアニメ化を皮切りに、映画「呪術廻戦 0」が全世界興行収入265億円を記録。2023年放送の第2期「懐玉・玉折/渋谷事変」でも国内外で高い評価を得ている。
ジャンプスーパーステージは、コミックの原画に、声優陣がキャラクターボイスをのせて展開する原画ライブから幕を開けた。1年ズと五条が初めて揃う和やかなシーンが臨場感たっぷりにステージで再現される。
原画ライブを終え、キャスト陣がステージに集結すると、観客から大きな声援が沸き起こる。2020年開催のジャンフェスステージ以来、久しぶりの登壇となった瀬戸さんを始め、このメンバーがジャンフェスのステージに揃うのは実に久しぶりとなった。榎木さんは、先程演じた原画ライブのシーンに触れ、「あんなに明るい雰囲気で『呪術廻戦』を演じたのは久しぶりです。」と感想を語った。
続いて、ジャンフェスステージの特別企画として、芥見先生が書き下ろした「じゅじゅさんぽスペシャル」を展開。アニメ第1期のエンディング後に展開されて話題となった「じゅじゅさんぽ」の新作朗読劇をキャスト陣が生アフレコで演じることに。2024年を振り返りつつ、五条が「昨日見た夢の話」を繰り広げ、虎杖が「昨日あったパン屋での出来事」を語る。そして、釘崎が話を締めくくるようにティラノサウルスが登場する壮大なエピソードを披露するというコミカルなストーリー。キャラクターたちのテンポの良いやり取りに、観客から大きな笑いがこぼれる。「ティラノ助が全てをさらっていきましたね。」と瀬戸さんが語り、榎木さんは、朗読劇の中のセリフに触れ、「(先生が)スポッチャに最近遊びに行かれたのですかね。じゅじゅさんぽらしい展開で面白かったです。」と笑いながら感想を語りました。
さらに、「『呪術廻戦』6年半の歴史に幕 あのセリフが聞きたい!」と称した特別コーナーも展開された。今回のジャンフェスステージのために、原作公式Xで「キャラクターの聞いてみたいセリフ」を投票で選んでもらい、声優陣に1位になったセリフを演じてもらうというもの。虎杖、釘崎、五条の印象的なセリフがコミックの絵とともに再現され、観客は引き込まれるようにそのシーンを味わった。
虎杖と五条は、まだアニメでは描かれたない原作コミックのセリフが上位に選ばれた。1位のシーンを演じた榎木さんは、虎杖のセリフについて、「静かなシーンのセリフ。戦闘シーンでないのが意外でした。」と感想を語る。釘崎のセリフでは、アニメ第1期でも描かれた、京都姉妹校交流会の際に「私は『釘崎野薔薇なんだよ!!』」と力強く言い放つ印象的なシーンが選ばれた。瀬戸さんは、「倒れちゃいそうなくらい気合いを入れて挑みました。久々に演じられてとても嬉しいです。釘崎のセリフにたくさん票を入れてくださって嬉しいです。」と感謝とともに感想を語った。
「横に気になるセリフが書かれて…」指摘した新ビジュアルで期待誘う
また、12月25日に発売されたコミック最終巻において、芥見先生の描き下ろしのエピローグ漫画が16P収録されており、イベントで漫画に登場するキャラクターが「小沢優子」「パンダ」「釘崎野薔薇」「裏梅」のエピソードであることが明かれると、真っ先に読んだと語る榎木さんが、「皆さんが気になっている部分が描かれていると思いますので、楽しみにしてください。」と期待感に満ちたコメントを寄せた。
続けて、アニメに関する新情報も飛び出し、『劇場版総集編 呪術廻戦 懐玉・玉折』より、五条と夏油の姿を描いたビジュアルと、2025年5月30日(金)の公開情報が発表された。中村さんが「TVシリーズ放送時もクオリティがとても高くて、映画館で見たいとずっと思っていたらこの展開が来たので、スタッフに思考が読まれているのかと思いました。高クオリティの映像を映画館でぜひ楽しでいただきたいです。」と感想を語る。さらに、続編となる『呪術廻戦』「死滅回游」より、虎杖の姿を描いたスーパーティザービジュアルが解禁となり、榎木さんがビジュアルについて触れ、「真っ赤ですね。横に気になるセリフが書かれていて、階段のようなところに座っていて……。期待がかかるかっこいいビジュアルですね。」とコメントした。
また、今後の展開として原作の展覧会となる「芥見下々『呪術廻戦』展」が2025年4月に大阪、夏には福岡での開催を予定。舞台「『呪術廻戦 0』WITH LIVE BAND」は2025年1月に大阪での上演を予定している。様々な最新情報が公開された本ステージの最後には、芥見先生より届いた感謝のメッセージが紹介され、続いて登壇者からファンへのメッセージが贈られた。(コメント内容は最終巻発売前)
榎木さん「原作は完結し、まもなくコミックの最終巻が発売になります。とても良いお話で、役者としても早く演じてみたいセリフやシーンがいっぱいです。アニメ、ゲームと、これからも応援していただけたらと思います。」
瀬戸さん「久しぶりのジャンフェスステージ、とても楽しかったです。コミックは12月25日に最終巻が2巻同時発売になります。アニメはまだまだ続きますし、ゲームもありますので、これからもぜひ『呪術廻戦』を楽しんでください。」
中村さん「原作の連載は完結し、来週、いよいよ最終巻が2巻同時発売になります。描き下ろしコミックを楽しみにしている人も多いと思いますが、その期待を裏切らない展開になっています。5月30日から『劇場版総集編 呪術廻戦 懐玉・玉折』が公開になりますので、そちらもぜひ足を運んで頂ければと思います。」
なお、本ステージの様子は、YouTubeジャンプチャンネルにて12月26日(木)18時から12月31日(火)23時59分まで無料配信される。
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会