【写真56枚】フィギュアの祭典「ワンフェス2022夏」企業ブース超特集!現地からフォトレポート
フィギュアの祭典『ワンダーフェスティバル2022夏』は個人即売会がメインのイベントだが、今回も例年同様に企業ブースは大盛況。その模様を写真とともにお届けする。
ワンフェスとは?
ワンダーフェスティバル(以降「ワンフェス」)はガレージキットの即売会イベントで、有名企業も同時に出展するまさにフィギュアの祭典である。1984年から毎年2回開催されており世界最大のベント。
当日版権システムなどの独特な制度がありこのイベントの会場内でしか買えない貴重なフィギュアも盛り沢山のイベントだ。
ワンフェスは、個人で制作したガレージキットを販売する個人の即売会エリア(ホール4〜8)とフィギュアメーカーが出展する企業ブース(ホール1〜3)の2つに分かれている。
前回・2022冬のワンフェスでは企業ブースが通常の1/3の企業しか出展しておらず、少し寂しい開催だったが、今回は多くの企業が出展し賑わいを取り戻した。そんな今回はワンフェスの企業ブースを中心にざっくりと解説する。
ホビーメーカーが集結
フィギュアやキャラクターグッズを数多く手掛ける「メディコス・エンターテインメント」のブースには開場10分後にも関わらず100人以上の列をなしていた。『ジョジョ』や『北斗の拳』といった幅広い層に人気のアニメから、『まちカドまぞく2丁目』『最近雇ったメイドが怪しい』といった新作アニメまで幅広く展開。
「F:NEX」のブースではネットでも話題になった『メイドインアビス』ナナチ・1/4スケールフィギュアが人気だった。その他『SPY✕FAMILY』や『ラブライブ!スーパースター!!』といった大人気アニメのフィギュアも。
フィギュア・ホビーの販売を主に行なっている「あみあみ」も出展。フィギュアを多く買う来場者向けに布製超巨大ショッパーを全員に配布していた。また、あみあみブースには成人向けエリアがあり撮影することはできないが、客足が落ち着く昼過ぎでも入場制限があるほどの人気ぶり。
フィギュアブランド「AMAKUNI」とのコラボフィギュアの展示を行っており、『Fate Grand Order』や『ペルソナ5 ざ・ロイヤル』が現在受注受付中。
フィギュアメーカー「わんだらー」からは『SAO』などのアニメ作品以外にも、バーチャルYouTuberの『月ノ美兎』や人気スマホゲーム『アズールレーン』『放置少女』といった先品のフィギュアが制作進行しており、幅広いラインナップで展開していた。
アミューズメント施設を運営する「タイトー」では、『冴えカノ』『青ブタ』『魔女の旅々』が展示。これらの商品はアミューズメント専売景品であることが多く、ゲームセンターでしか手に入らない貴重な物も。
eStreamのフィギュアブランド「渋谷スクランブルフィギュア(SHIBUYA SCRAMBLE FIGURE)」では、人気アニメが多く登場。『呪術廻戦』宿儺・五条悟や『初音ミク』プロセカ2020Ver.・『プリンセスコネクト』コッコロの1/7スケールフィギュアが大々的に告知されていた。
その他、”俺ガイル”でお馴染み『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』や『盾の勇者の成り上がり』『ワンパンマン』『転生したらスライムだった件』が展示されていた。
※すでに受注生産受付を終了しているのでご注意
版権元も多く出展
フィギュアやホビーを専門に取り扱うメーカーだけでなくアニメやゲームの版権元も多く出展していた。
アニメーション作品の企画制作を行う ANIPLEX では人気アニメ『鬼滅の刃』の新作フィギュアをお披露目。その他、今年冬アニメとして話題になった『そのきせかえ人形は恋をする』やディズニー作品の『ツイステッドワンダーランド』も展示。
出版会社のKADOKAWAも今回出展。KADOKAWAのマンガ・ラノベ作品を主に取り扱うフィギュアブランドKDcolleは3年目を迎え、「電撃文庫×KDcolle造形大賞」の開催も告知した。
ブース外周では『Fate Grand Order』や『メイドインアビス』『無職転生』『転生したらスライムだった件』といった人気コンテンツの新作や監修中の現物が展示。
その他、今年春に放送された『デートアライブⅣ』『カッコウの許嫁』の新作も登場。現在放送中のアニメ『異世界迷宮でハーレムを』や『盾の勇者の成り上がり2』が見られた。参加者は最新情報を見たり写真を撮ったりしていた。
大手ゲームメーカーSEGAのブースでは自社の多くのブランドのフィギュアが展示。初音ミクや初音ミクらが登場するゲーム『Project DIVA』や『プロジェクトセカイ』の最新フィギュアも展示されていた。
SEGAの新フィギュアブランド「S-FIRE」ではARも楽しめる高品質フィギュアをアピール。『僕のヒーローアカデミア』のAR対応フィギュアをタブレットを使い体験することができた。
Reゼロ/ラム&幼少期ラム・監修中
SEGAのプライズフィギュアブランド「SegaPrize!」では『シン・エヴァンゲリオン劇場版』や『鬼滅の刃』といった海外に人気のあるアニメ作品のスーパープレミアムフィギュアが見られた。
ワンフェスの主催である海洋堂は国内の人気アニメはもちろん海外のアニメのフィギュアが見られた。『ゆるキャン』では本当にキャンプをしているかのように見えるリアリティの高い”プラモケイ”が登場。新ウルトラマン・東京リベンジャーズの展示もあった。
その他、『トイ・ストーリー』のような海外作品や『風の谷のナウシカ』と言ったジブリ作品も見ることができ幅広いジャンルをカバーしている印象だった。
特別展示も豊富だった
少数精鋭の素敵な展示も
大手メーカーの総合的なブース以外にも各メーカーのフィギュアブランドが独立して、受注生産品を展示する少数精鋭の展示も多く存在した。
タイトーの高品質フィギュアブランド「spiritale(スピリテイル)」からは『僕のヒーローアカデミア』『デート・ア・ライブⅣ』『初音ミク』の完全受注生産のフィギュアを3点展示。ホロライブ所属バーチャルYouTuberのフィギュアも登場。
アニメ関連のホビー制作・販売を取り扱う「ゼロジーアクト」からは2020年放送の『とある科学の超電磁砲T』から御坂美琴・食蜂操祈の1/6スケールフィギュアが展示れていた。御坂美琴・純白のウェディングver.の再販(蔵出し販売)も決定し、写真撮影することができた。
そのほか写真撮影はできなかったが、今年春に放送されたばかりの『阿波連さんははかれない』の新作フィギュアの制作も告知されていた。
その他出展をフォトで一斉お届け
これまで多くの企業ブースを紹介してきたが、まだまだ半分も紹介できていない。そこで、以降は各企業・ブランドの様々な作品を厳選して写真でお届けする。
アズールレーン_Knead_東京フィギュア
以上、ワンフェス2022の企業エリアを簡潔に紹介した。本記事で取り上げた企業以外にも多くのブースが立ち並び、賑わっていた。次回はワンダーフェスティバル2023[冬]が2月開催予定。本メディアでも今回の2022夏の注目個人即売会エリアに関する記事も更新する予定なので要チェックだ。
取材・文:オタク総研編集部(市井@ichii731)
写真:同上 / Tokyo Otaku Mode
製作協力:ワンダーフェスティバル実行委員会 / Tokyo Otaku Mode
https://wonfes.jp
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