<WIND BREAKER>「今回も大号泣しました」戦いの後の“ほのぼの回”に癒される……!謎の男・棪堂のキャストも明らかに【コラム】

TVアニメ『WIND BREAKER Season 2』(MBS/TBS系28局「スーパーアニメイズム TURBO」枠/毎週木曜24:26〜)の第24話「嵐のあと」が6月13日に放送。桜たちの前に現れた“謎の男”の正体、そしてわちゃわちゃ感がうかがえる食事シーンと、今週も見応えがある回になっていました。
※以下、第24話に関するネタバレを含みます。ご注意ください。
戦いを終え、束の間のひと時を楽しむ桜たち
本作は2024年4月〜6月まで放送されたアニメ『WIND BREAKER』の続編で、不良高校として知られる「風鈴高校」へ入学した桜遥が、さまざまな人たちとの交流や戦いを重ね成長していく物語となっています。
成田しずかを取り巻く問題は無事終幕を迎え、しずかを助けてくれたお礼&硯の歓迎を兼ねた食事会のシーンから物語は始まります。六方一座のメンバー・日高将吾が営む定食屋で振る舞われる美味しそうな料理の数々に、嬉しそうな顔を見せる中村幹路たち。一見平和そうな空気が漂っていますが、中にはそれ以外の表情を見せる人の姿も見受けられました。
出された餃子を頬張りながら「覚えてやがれ……」と口にする桜。OP後の本編では前回の続きとともに、彼が憤怒する理由が明かされます。
強さを感じる元風鈴生・棪堂の姿に「イケボすぎる」
時は遡り、先週放送された23話の続きから再び本編がはじまります。しずかをさらうよう依頼してきた謎の男の正体は元風鈴生である棪堂哉真斗で、椿野佑とは同世代という間柄だそう。風鈴高校には1年しか在籍していなかったと話す棪堂ですが、「風鈴で知らない人はいない」「いわば“伝説”」と話す楡井秋彦に加え、彼から発せられるただならぬ雰囲気から、その強さの片鱗が十分にうかがえます。
桜に対し「風鈴にいていい人間じゃない」「とっととやめちまえ」と語る棪堂。一見桜を気に食わない発言にも聞こえますがむしろ逆で、彼にかなり興味を示したよう。そんな棪堂に「てめーの場所は てめーで決める」と言い返す場面は、桜の成長をも感じさせるワンシーンとなりました。
ちなみに、これまでキャストが伏せられていた棪堂を演じるのは小野大輔さん。発表前から既に予想していた方も多くいたようで、SNSでは「CVは予想通り小野D!」「イケボすぎる」「これからどんどんファンが増えていくんだろうな」といった期待や歓喜の声が寄せられました。
“はじめて”がたくさん詰まったシーンに思わず感動!
後半パートでは冒頭の食事シーンへと戻り、戦いを終えた彼らが親睦を深めていきます。
特に目を引いたのは出された料理に「うまい」「こんなにうまいものは生まれてはじめてだ」と話すGRAVELのリーダー・硯秀平で、貧しさから苦労を重ねてきた彼の言葉に思わず感動した視聴者も多いはず。
今話では硯の“やりたかったこと”についても語られており、彼にとって念願だった“テレビゲーム”を楽しむ場面も。硯にとっての“はじめて”がたくさん詰まった束の間のひと時には「美味しいものをいっぱい食べさせてあげたくなった」「今回も大号泣しました……」「念願のゲームができて良かったね」といった感動の声が続出。ファンにとっても心温まる瞬間となりました。
椿野の願いを聞き入れ、翌日風鈴高校の屋上へと向かう桜たち。四天王を含め幹部が勢揃いしている光景には、楡井も驚いた表情を見せました。ボウフウリン総代・梅宮一による「はじめますか!」という一声で締めくくられた『WIND BREAKER』。次回梅宮の口から何が語られるのか、視聴者もドキドキさせられるラストとなりました。(文=渡辺美咲)
第24話「嵐のあと」あらすじ
オレたちは全員で一人になるんだ――六方一座から差し伸べられた手をとって、硯率いるGRAVELのメンバーたちは「みんなで」今までとは違う道を歩む決意を固める。そして、みんなを不幸にする選択をしかけたしずかは、椿野や幹路たちに真摯に謝罪と感謝を伝えるのだった。
そんな、それぞれの想いが通じ合い、和解し合っていたところに、背中から肩、腕にかけてびっしりと刺青が入った「元」風鈴生・棪堂が現れて――
(C)にいさとる・講談社/WIND BREAKER Project