フランス 南西地方のワイン生産者協同組合PLAIMONT AOCサンモン“Le Faîte”日本限定版のアッサンブラージュを日本の業界関係者とともに決定


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フランス南西地方の「PLAIMONT(以下、プレモン)」は、ガスコーニュおよびピレネー山麓のワイン生産者600世帯を束ねる生産者協同組合です。この度、フランスAOCサン・モンのアイコニックなワイン“Le Faîte(ル・フェット)”の日本限定版を決めるイベント「Assemblage du Faîte(アッサンブラージュ・デュ・フェット)」が2025年4月15日、東京で開催されました。

このイベントに合わせて、プレモンCEOの Olivier Bourdet-Pees(オリヴィエ・ボルデ=ペース)、プレジデントの Olivier Dabadie(オリヴィエ・ダバディ)、醸造技術者、生産者で構成される代表団に加えて、フランス最優秀ソムリエでパリ最高峰のホテル、オテル・ド・クリヨンのチーフ・ソムリエを務めるXavier Thuizat(グザヴィエ・チュイザ)氏が来日、日本のパートナー・業界関係者約30名が審査員となり、日本限定版のle Faîte rouge 2023とle Faîte blanc 2024のアッサンブラージュを決定しました。今回の決定によって、生産の最終段階に向けての作業が開始されることとなります。Le Faîte 日本限定版の発売は2026年末から2027年にかけてを予定しています。





“Le Faîte”は、25年以上にわたり、毎年、プレモンの醸造技術者が仕上げた複数のアッサンブラージュの中から、そのミレジムを代表するワインとしてふさわしいものを、フランスおよび販売される国を代表する専門家に一任して選んできました。今年の日本限定版は、昨年その任に当たったグザヴィエ・チュイザ氏が案内役となり、これまでの代表的なワインを試飲し、AOCサンモンとLe Faîteに対する理解を深めた上で、イベント参加者全員が審査員となり、プレモンのエノローグが提案した赤白3本のアッサンブラージュ・サンプルの中から1本を選出しました。


Le Faîte AOC Saint Mont Rouge 2023
日本限定版として選ばれたものは、非常にバランスが良く、エレガントでありながら力強さを上手くコントロールしたアッサンブラージュです。50%がサンモンのテロワールによるもので、その斑な粘土質がこのワインに肉付きと甘み、濃厚さを与えています。30%はエニャンのテロワールによるもので、褐色の砂がワインに柔らかさと複雑さを与えています。残りの20 %を占めるのがプレザンスのテロワールで、粘土石灰質の土壌が味わいを長引かせ、美しいミネラルの緊張感を加えます。タナ75%、ピナンク15%、カベルネ・ソーヴィニョン10%。

2023年ヴィンテージ情報(赤)
あまり恵まれなかった2年を経て、2023年ヴィンテージは理想的なサイクルに入りました。ブドウの木は見事な房を見せ最高の状態にあったものの、非常に暑く雨の多い春がその始まりを妨げました。サイクルの終盤には素晴らしい晴天に後押しされ、生産者たちはフレッシュさを維持し、チャートを逆転させるのに十分な熟度を得ることができ、レジリエンスの刻まれたヴィンテージとなりました。サン・モンの偉大なテロワールのポテンシャルとこのアペラシオンの最高の生産者の優れたノウハウとの融合が、Le Faîte 2023赤に表れます。





Le Faîte AOC Saint Mont Blanc 2024
Le Faîteの白の偉大なポテンシャルを見出した審査員らが選んだのは、非常に洗練されたサンプルでした。このアッサンブラージュの主要品種であるグロ・マンサンは、骨格、肉付き、密度をもたらすと同時に、酸味の軸でワインのバランスをとっています。プティ・クルビュは、丸みと厚みでグロ・マンサンを和らげ、全体に繊細さとエレガンスをもたらしています。アリュフィアックのタッチが全体をさりげなく際立たせます。柑橘類、特に柚子のニュアンスが、アロマの輪郭をフレッシュで、生き生きとさせます。西向きで冷涼な、褐色の砂と粘土質のテロワールで造られるこのワインは、サン・モンの偉大な白ワインの個性をすべて表現しています。グロ・マンサン80%(ステンレスタンク:45%、400L樽:35%)、プティ・クルビュ&アリュフィアック20%(大樽)。
褐色の砂と粘土が混ざった冷涼な区画のブドウを使用。

2024年ヴィンテージ情報(白)
2024年ヴィンテージは、収穫を減少させるほどの困難な気候でありながら、品質の面では非常に期待の持てる、コントラストのあるプロフィールを持つ年です。実際、この年の天候は気温が低く多湿というピレネー山麓の典型的なものでした。ピレネーのブドウ品種グロ・マンサンは、水の制約がない場合にそのポテンシャルを最大限に発揮する品種で、潤沢な降水量は、このブドウを表現するのにほぼ理想的な条件を提供しました。フレッシュでリッチなヴィンテージは、そのアロマの複雑さと時間経過によるバランスの良さで歴史に残る年となることでしょう。

今後、このアッサンブラージュが Le Faîte として、赤は樽で、白は樽およびステンレスタンクで仕上げられ、販売されます。


“この選択が正解だったかどうかは誰も知る由もなく、何よりもこのワインを日本のみなさんとともに選んだということに意義があります。このワインが世に出るときにみなさんとあらためて再会し、答え合わせができることを楽しみにしております。”(オリヴィエ・ボルデ=ペースCEO)


AOC サンモンと“Le Faîte(ル・フェット)”の基本情報
2011年に誕生したAOCサンモンは、南西地方ピレネー山麓という歴史的なブドウ産地に位置し、その98%をプレモンの生産者が生産しています。南仏でありながら冷涼で湿度の高い気候が特徴的です。樹齢200年以上の古木が現存するなど、古くから続く多くの固有品種を保存し、また蘇らせることで、この土地ならではのワインの個性を昇華させることを目指しています。
このAOCのワインの中でも、“Le Faîte”は別格です。毎年開催されるイベントで、そのヴィンテージのサンモンのテロワールを最もよく表現したものを選びます。
Le Faîteの畑はサンモン/Saint Mont(50%)、エニャン/Aignan(30%)、プレザンス/Plaisance(20%)の3つの区域にあり、以下の6つのAOCサンモンを象徴する固有品種で作られます。
● 赤:タナ、ピナンク、カベルネ・ソーヴィニョン
● 白:グロ・マンサン、プティ・クルビュ、アリュフィアック
一目でわかる“Le Faîte”の特徴的なラベルは、紙ではなく木製のプレートです。瓶詰め後にこの木製のラベルが蝋付けされます。これは、かつてワイン生産者たちが、特別なボトルは地中に保管していたため、地中でも傷まない木製のラベルを付けるという伝統を受け継いでいます。


【PLAIMONT(プレモン)について】
プレモンは、フランス南西地方、フレンチ・ピレネー山麓(ピエモン・ピレネアン)からガスコーニュにかけてのエリアの600を数えるワイン生産者の協同組合です。5300ヘクタールにおよぶブドウ畑で3つのAOC(サンモン、マディラン、パシュラン・デュ・ヴィック・ビル)と1つのIGP(コート・ド・ガスコーニュ)のワインを生産しています。
この地方はアンペログラフィ(ブドウ品種学)研究では非常に重要なエリアです。プレモンはこのエリアに古じくから存在する固有品種を保護するため、2002年にフランスで初めての私設ブドウ品種保護施設を開設しました。プレ・フィロキセラの畑には樹齢200年を超える歴史的記念物に登録された唯一のブドウの木が現存するなど、貴重な植物の遺産を守っています。
こうした絶滅寸前の品種の保存は、将来のイノベーションや、気候変動やアルコール度数の低下傾向といった近年の課題に対し、他エリアの品種を導入するのではなく、固有品種を活かして対応しようというプレモンの姿勢であり、この土地と歴史に対する誇りと愛着を示しています。
Web(仏):https://www.plaimont.com/fr - Instagram(英):@plaimont_vignerons - Facebook(英):@Plaimont

【Xavier Thuizat(グザヴィエ・チュイザ)氏について】
パリ、オテル・ド・クリヨンのチーフ・ソムリエ(2017~)、フランス国家最優秀職人章 M.O.F.ソムリエおよびフランス最優秀ソムリエ Meilleur Sommelier de France(2022)、パリで開催される日本酒コンクールKura Master審査委員長としてヨーロッパへの日本酒の普及に貢献

【お問合せ】
プレモン アジア・中東地域担当
Elise DE POTTER / エリーズ・ド・ポッター(日本語可)
Email:[email protected]



配信 PLAIMONT 配信元ページ ( DreamNews )

※このコーナーは「ドリームニュース」にて配信されたプレスリリースを原文掲載しています。本ページの内容に関するお問い合わせは掲載元企業まで直接ご連絡ください。

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